都心近郊に住んで、働いている人の一つの夢、目標に鎌倉に家を買ってのんびり過ごすというのがあるという方も多いのではないだろうか。過ごしやすさと土日に落ち着けるところ、都心から離れることで仕事を忘れ、リフレッシュして生活できるということで人気のエリア。エンジニアでも遠隔リモートで鎌倉から開発したいという方もい多い。
その鎌倉に家を購入して、フリーランスとして業務委託で働いているエンジニアがいる。彼は、フリーランスの仲介業者を経由して大手IT企業のサイバーエージェントに勤めている。
鎌倉で住みつつ、夫婦ともに満足のいく人生を送っているフリーランスエンジニアである彼に、日頃の生活や、フリーランスとしてどういう仕事をしてきたのか、フリーランスになるためにはどうしたら良いのかなど仕事からプライベートまでフリーランスとしてどのような生活をしているのか聞かせてもらった。
これからフリーランスを目指して自由で時間も縛られないような仕事・働き方をしたいという方はぜひ参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアになる前に何をしていたのか
Sさん:フリーランスエンジニアになる前は、高卒でそのまま小さなベンチャー企業で働いていました。特に経験がなかったので、そこでJavaを学んでいて、その後3,4年程度経って大手のSIerで働いていました。ベンチャー時代から開発案件としては幅広く経験していました。
SIerで5,6年の経験をして仕様書を書いたり、予算組みをしたりチームのマネージメントを上流工程を経験した時にふと「これだいぶ搾取されているな?」ということに気がついてしまったんです。企業なので当たり前ではありますが、その当時の給料と比較すると開発案件の金額が大きすぎてこれは不公平だなと感じて26歳でフリーランスのエンジニアになりました。
フリーランスで最初は不安などありませんでしたか?
Sさん:特にフリーランスになる時に不安はありませんでした。Javaも出来ていましたし、これはなくならないと思っていたので、何かしら職はあるんじゃないかなと思っていました。実際始めてみて今年で10年経ちましたが今まで不安に思ったことはないですね。
— フリーランスになりたい人にとって金銭面が不安があります
Sさん:金銭面も最初は大きなフリーランスの案件の仲介業者を選択したので、月収でいうと50万程度でした。しかしそこから個人程度のフリーランスの仲介業者になっていって、個人の業者だと自分たちの会社を大きくしたいのでマージンが低くなります。
フリーランスの仲介業を行っているギークスジョブでは、高報酬の案件もあり、コンサルタントや専任の営業マンがサポートしてくれるのでおすすめです。
→ geechs job(ギークスジョブ)の評判・口コミはこちら
なので、そういう業者の方とのつながりが増えていって今もそういう企業から仕事をもらっています。フリーランスで大事なのはやめる前に色々な人との繋がりを作っておいたり、仕事を貰えるような状態にしておくことだとおもいます。
フリーランスになる前にやっておくべきことについてはこちらにもまとめてありますので、こちらも合わせてどうぞ。
フリーランスになってみての仕事はどういうものがありますか?
Sさん:僕の場合は、基本的に大手のIT企業が多いですね。コミュニティサービスを開発したり、ポイントサービス、プラットフォームなどの根幹サービスの開発等様々な案件にジョインしたことがあります。
今はサイバーエージェントでエンジニアをしていますが、通常は3,4年に一つの会社を移動するようにしています。それはだんだん慣れてしまって負荷をかけないようになってくるからです。だんだんぬるま湯に浸かっているような気持ちになってきます。
サイバーエージェントのエンジニアは技術力も高いですし、いい人が多いので一緒に働いていて働きやすいですよ。
正社員ではないのでそこまで考えなくてもいいのですが、自分のスキルやこういうものを勉強したい、吸収したい、こういう方向性で将来歩みたいというものは描いておいた方がいいとおもいます。将来未来永劫働き続けるのは無理ですし、誰も保証してくれないので自分で動く必要があるからです。
ニーズのあるスキル「Ruby on Rails」を学んでおくと良い
こういう技術や言語がニーズありそう、潰しが効くなと思ったらそういう技術を学ぶというのも一つの手です。
最近だとどのスタートアップでも基本的にRuby on Railsは使われているので、例えばRonRを勉強しておくというのも一つです。先を見据えてスキルアップしておくというのも自分でコントロールしないと正社員のように評価制度などはありませんから。
自由があるのですが、そういう細かいところを自分で考えていかなければいけないというのはフリーランスの大変なところでもありますね。
Ruby on Railsを学ぶことができるオンライン、オフラインスクールの一覧はこちら。これからエンジニアを目指すという方でもチャレンジしてみてください。
— 最近ではGoも注目されていますが、どう思いますか?
Sさん:Goを学ぶのもいいと思いますが、僕はRuby on Railsの方をお勧めします。まだまだGoは普及していない印象があります。
もちろん先進的なプロジェクトを行っている企業であればどんどん導入が進んでいると思いますが、フリーランスの場合は絶対に使われている技術やスキルを勉強しておく方が息が長いんです。
なのでRuby on RailsやPHP、Javaは鉄板ですね。フロントエンドのエンジニアでフリーランスになりたいという人は、この3つのうちに何かを勉強しておくと幅広くなりますよ。
鎌倉では具体的にどのような暮らしをしているんですか?
Sさん:鎌倉に家を購入したのは3年前ですね。お金は普通に借り入れして購入しました。フリーランスでも個人事業主として7,8年やってきていましたので信用があったというのが大きいところかもしれません。
鎌倉に家を購入して、庭がついている家を購入したので、土日は仕事を基本的には入れてないので、朝に芝生に水をやって、その後に10km走りに行っています。渋谷に毎日行っているのでリフレッシュできるんですよね。子供はまだいないので、犬を飼っているのですが、庭で遊ばせたり、散歩に連れていったり普段では考えられないほどに癒されていますね。
鎌倉あたりは散歩できるところが多いので、散歩するだけでも十分楽しいんですよ。
— そもそもなぜ鎌倉に家を買おうと思ったんですか?
Sさん:奥さんと話しをしていて決めました。二人とも元々正社員で働いていたんですけど、仕事が忙しかったんですよね。
それでお互いにフリーランスになって、忙しさも落ち着くようになってきて二人の時間が欲しかったというのと癒しが欲しいというので落ち着いた暮らしをしたかったので探していたところ自分たちの雰囲気にもあっているということで鎌倉に落ち着きました。
フリーランス仲間でもみんな家を購入するようになってきました。今はマイナス金利で、金利が安いのですぐに借りることができますよ。一旦持ってしまえば、その後売却もやろうと思えばできますし、賃貸マンションに住むメリットもあまりありませんでした。
–奥さんは何をされているんですか?
Sさん:奥さんはフリーランスで、美容師をしていますね。週1で友人などの美容室に行って切ったりしています。そういう送迎も土日に私が行っていてゆったり過ごせているのがいいですね。鎌倉は本当に充実した暮らしができるのでお勧めです。都会に疲れたらぜひ鎌倉に住んでみてくださいね(笑)
— 鎌倉での充実した生活やフリーランスとしてどのように過ごしていかなければいけないのか、どのようなスキルを身につけるべきかリアリティのある言葉をいただけてイメージができました。今回はありがとうございました。
サイバーエージェントに勤めているのですが、サイバーエージェントでは動画事業に注力しています。中途採用のエンジニアも募集しており、新しい技術を使って全く新しい事業に取り組んでいきたいという方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。