DODAの掲載料金、運営企業、口コミ・評判などの特徴まとめ

DODAは、求人広告のなかでも求人数が多い媒体ですが、他の求人媒体と比べてどのような特徴があり、掲載料金はいくらかかり、どのような事業を行なっている企業が運営しているのでしょうか。今回は求人媒体であるDODAについて詳しくご紹介するとともに、DODAの運営企業であるパーソルキャリア株式会社について、しっかりとお伝えしていきます。

DODAとは

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大手求人サイト「DODA(デューダ)」は、実は1989年に創刊された転職情報誌「DODA」からはじまります。その後、インターネットを通じた求人情報サイトへと変身を遂げた、dodaの会員数は約410万人です。

そのうち男性が62%、女性が38%ほどです。また、スカウト会員はおよそ133万人います。利用ユーザーの半数以上が34歳以下の若手です。

ユーザーの年齢比率

具体的には、24歳以下が19.5%、25歳~29歳が30.9%、30歳~34歳が18.7%、そして35歳~39歳が11.6%、40歳以上が19.4%です。

また、求人広告の掲載件数は3600件ほどで、人材紹介を含むと8万件近い求人があります。そして、他の求人サービスと比較したときにDODAの特徴といえば、「求人広告媒体あわせて人材紹介サービスも行なっている」点が大きな特徴と言えます。

DODAの特徴について

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DODAの概要をお伝えしたところで、次はDODAの特徴を3点、お伝えします。

求人広告媒体とあわせて人材紹介サービスも提供

1点目のDODAの特徴は、求人広告媒体とあわせて人材紹介サービスも提供している点です。一般的には、求人広告サイトを運営する会社は求人広告と人材紹介を別々のサービスとして提供する場合が多いです。

ですが、DODAの場合は、求人広告媒体に出稿すると同時に人材紹介のサービスも利用できるようになります。DODAは、「求人広告掲載と同時にスカウトメールを活用して人材紹介利用者にもアプローチし、採用成功まで繋げる」という手法をとっています。

このため、dodaに求人広告を掲載した場合、幅広い職種や業種において高い専門性をもった人材紹介利用者にもアプローチすることが可能です。人材紹介を利用して入社する場合よりも、求人広告媒体を通じて入社する方が経費がかからない場合が多いため、採用活動経費の抑制にもつながる場合があります。

エンジニアに特化した専門サイト「DODAエンジニア」を併設

2点目のdodaの特徴は、エンジニアに特化した専門サイト「DODAエンジニア」を併設している点です。このサイトが併設されているメリットは、DODAに掲載することで無料で「DODAエンジニア」にも掲載することができる点です。

DODAは、IT系エンジニアとモノづくり系エンジニア、それぞれどのような経験を持つ人が登録しているのかを細かくセグメントして検索することができますから、欲しいスキルを保有するエンジニアに確実にアプローチすることが可能です。

転職フェアイベントを開催

DODAの特徴3点目は、転職フェアイベントを行なっている点です。これも、転職フェアの前に転職フェア参加者(求職者)のレジュメを確認することができたり、doda独自の転職支援のマッチングを駆使した「マッチングガイドコーナー」や「フェアコンシェルジュ」なども利用してマッチング率をより高めることができます。

そして、フェアでの募集職種には制限は設けられていませんから、1度転職フェアに出展するだけで数多くの職種を募集することが可能です。

DODAの掲載料金について

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求人広告媒体と、人材紹介を一度に利用できるDODAですが、掲載料金が気になるところです。求人広告を掲載する場合、掲載料金は次のように設定されています。

DODAの求人広告の掲載スタートは、毎週月曜日と木曜日で、1回4週間が基本の掲載期間です。企画は主に5つのタイプがあり、サイト内での上位表示ができる順番に、基本企画は「Eタイプ」150万円、「Dタイプ」100万円、「Cタイプ」60万円、「Bタイプ」40万円、「Aタイプ」25万円です。

また基本企画とは別に「プレミア原稿」というものがあります。この「プレミア原稿」とは、通常掲載1週目のみが新着期間として掲載されるものを、1週目に加えて3週目も新着期間として掲載されたり、4週間の掲載のなかで応募数などの反応を見て、1週目と2週目、また3週目と4週目で原稿を変更したりすることができるプランです。

このプランはEタイプ~Bタイプのみ設定されており、Aタイプはありません。価格は「プレミアEタイプ」180万円、「プレミアDタイプ」120万円、「プレミアCタイプ」80万円、「プレミアBタイプ」50万円です。また、求人広告のみの掲載であれば、人材紹介利用者にもアプローチしながら、採用人数に関わらず前述の金額のみで採用活動を行なうことができます。

求人広告媒体の掲載と人材紹介を同時に依頼

そして、求人広告媒体の掲載と人材紹介を同時に依頼したいと考える場合は、掲載プランにより一人当たり5万円~36万円の成功報酬が発生します。

DODAの口コミ・評判について

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今までDODAに関して詳細に説明してきましたが、ここで、実際にdodaを利用している人事の方の口コミを見てみましょう。たとえば「人材紹介と合わせて利用できる点を魅力に感じた」という口コミや、「求人広告を出稿するまで1週間ほどでスムーズだった」という口コミがあります。

案件数が多いので自分にあった求人を選びやすい

一方、DODAを利用する人(求職者)のクチコミも気になるところです。「案件数が多いので自分にあった求人を選びやすい」「登録が完了したら割と早い段階で面談まで進むことができた」という口コミが多くあります。

DODAの運営企業について

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パーソルキャリア株式会社

DODAの運営企業は「パーソルキャリア株式会社」です。代表取締役社長は峯尾 太郎氏で、取締役執行役員は原野 司郎氏、瀬野尾 裕氏の二人が務めています。

資本金は11億2,700万円で、従業員数はパーソルキャリア株式会社単体で4,490名(有期社員含む、2018年3月時点)です。本社は東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27Fにあり、東京駅丸の内口からすぐのところにあります。

HR領域に関わる事業

パーソルキャリア株式会社の事業内容は、正社員、アルバイト・パートの求人メディア運営、人材紹介サービスを中心に、新卒採用支援や教育研修サービス、組織・人事コンサルティングサービスなどを行なっています。グループ会社には「パーソルホールディングス株式会社」「パーソルテンプスタッフ株式会社」などがあり、HR領域に関わる事業を行なっています。

DODAのエージェントについて

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DODAは求人広告を掲載すると同時に人材紹介利用者にもアプローチできるとお伝えしましたが、次にエージェント(人材紹介)単体でのサービスについてもご紹介します。

初期費用・利用料金

エージェントサービスは求人広告とは異なり、初期費用は不要で、完全成功報酬型のサービスです。採用決定時に初めて費用が発生し、入社後、もしすぐに退職してしまうようなことがあれば費用の一部を返金しています。

DODAのエージェントの特徴

DODAのエージェントは、業界や職種ごとに選任の担当者がつく「専任担当制」を導入しています。また、日本国内は北海道から九州まで、全国9つの都市と海外にもオフィスを構えていますので、場所を限らずに人材を紹介することができます。

そして、「人材紹介以外を使っても応募を増やしたい」という場合にも「DODAプラス」というサービスや、求人広告などと併用して採用活動を行なうことが可能です。ただし、エージェントは、基本的には専門技術を持った人材がスキルアップを図るために利用することが多いですから、時間はかかるかもしれませんが、即戦力となる人を採用できる可能性は高いです。

DODAの新卒について

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DODAを新卒採用で利用する際は、「DODA新卒エージェント」という学生の就活支援のためのサービスを利用することになります。この「DODA新卒エージェント」の利用企業は400万社以上で、契約企業は3000社以上ですので、業界・業種問わず多くの企業の新卒採用に幅広く利用されていることがわかります。

たとえば、世界的に展開している東証一部上場の商社、グローバルに展開する外資系のメーカーや、会計に関する課題をITを用いて解決する事業を行なっている企業など、さまざまな企業でさまざまなポジションの採用活動のために利用されています。

DODAキャンパスとは・特徴

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DODAキャンパスは、パーソルキャリア株式会社に代わってベネッセが運営している就活サービスです。利用している学生は18万人以上、契約社数は4,000社以上にものぼります。また、DODAキャンパスはPanasonic、YAHOO!JAPAN、NISSANなどの大手をはじめ、さまざまな企業が利用しています。

企業からインターンや特別選考などのオファーが届く仕組み

そもそも「DODAキャンパス」とは、就活生がサイト上の履歴書を記載していくと企業からインターンや特別選考などのオファーが届くという仕組みです。

就活生はそのなかから自分が興味のあるオファーに返信して、インターンや採用活動の選考を進めていきます。また、企業が就活生に送ることのできるオファーは100通と限定されているため、就活生も「自分が選ばれた」という意識を持ちやすく、オファーの返信率も高いことがうかがえます。