新卒入社してから就職に失敗したと感じてもやり直すことはできる

就職活動の末にようやく職を得ることができても、新卒の全員が順風満帆に働けるわけではありません。なかには入社後に理想と現実のギャップを感じて、仕事が苦痛でしかたないという人もいます。職場になれるための努力をすることも大切ですが、精神的に追い詰められたときは、会社をやめるというのも一つの手です。今回は新卒での就職に失敗して転職をするときに役立つ情報を紹介します。

入社一年目で離職したら転職に苦労するの?

pexels-photo-63196社に失敗して、一年足らずで会社をやめるのは勇気のいることです。職場の人たちから冷ややかな目で見られるかもしれないと思ったり、すぐに退職したことで履歴に傷がついて転職がうまくいかないかもしれないと思うと不安で胸がいっぱいになりますよね。

しかし、入社して一年足らずで会社をやめても必ずしも転職が不利になることはありません。必要な準備をすれば自分が希望する業種に再就職できます。

入社して3年未満で退社したら第二新卒扱いになる

求職には第二新卒という枠組みが設けられています。第二新卒は、新卒で入社して3年未満で退職した人たちです。第二新卒には一定の需要があります。

第二新卒はビジネスマナーがある

その理由は、第二新卒は基本的なビジネスマナーを身に着けており、また特定の会社に長く勤めていなかったので、新しい環境にもなじみやすいというメリットがあるからです。

第二新卒を主なユーザーとしている転職サイトもあるので、そこに登録して転職活動に精を出しましょう。

需要のあるプログラミングスキルを磨く

IoT(物のインターネット)やAIなどの開発で、プログラマーは不可欠な存在です。こうした技術が普及していき、デジタル社会の拡大が進めば、プログラミングスキルはますます必要とされる能力になります。

プログラミングスキルを習得したいのならば、プログラミングスクールへ通うことで確実にスキルアップできます。今後需要が高まっていくスキルを身に着けることができれば、転職を有利に運べます。

新卒入社に失敗した人が転職を成功させるためにするべきこと

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ハローワークを訪れるなどして職探しをするのもいいですが、他人からのサポートがあればより早く、より楽に転職することができます。そこで登場するのが転職サイトや転職エージェントといった転職をサポートするサービスです。

転職サイトを活用しよう

転職サイトには、第二新卒や中途採用を受け入れている企業の情報が豊富にあります。それに加えて転職に関するコラムなど、転職に有益な情報を提供してくれます。

自宅にいながら全国の求人情報を確認できる利便性は魅力的です。職種や勤務地から企業を絞り込むことができるので、多くの企業のなかから自分が就職したい会社を探すことができます。

【おすすめの転職サイトその1】リクナビネクスト

リクナビネクストは、国内最大級の転職サイトです。リクナビネクストでは、利用者が快適に転職できる仕組みになっています。

まず、リクナビネクストに登録して就職に関する希望条件を設定すると、メールで条件に合う新着の求人情報を受けとることができます。

履歴書が簡単に作成できる

また、企業に求人を応募するときは履歴書が必須ですが、リクナビネクストでは応募レジュメという電子データを代わりに使えます。

応募レジュメはサイト上の入力フォームから作成します。電子文書なので修正も簡単にできます。一度作成するとネット上に保存できるので、企業の採用試験を受けるたびに履歴書を書き直す手間が省けます

スカウト制度もある

さらにリクナビネクストにはスカウトという制度があります。レジュメや希望条件を登録しておくと、企業側からオファーが来ることがあります。

企業から声をかけられるのは、求職者としてはありがたいことです。スカウトは匿名で行われるので、企業側に利用者の氏名、住所、電話番号などの個人情報が漏れることはありません。

【おすすめの転職サイトその2】doda

dodaは第二新卒の転職に力を入れている転職サイトです。第二新卒の求人は急に発生する場合が多く、依頼してから求人情報が掲載されるまで1ヵ月程度かかる通常の求人サイトでは、採用に間に合わないことがあります。

そのため企業は、第二新卒の求人はdodaなどの限られた求人サイトに依頼して人材を確保することが多いのです。

dodaは転職サイトのみならず、転職エージェントのサービスも行っています。そのため転職サイトに届く求人情報と、転職エージェントに届く求人情報を一緒にしているため、サイトに掲載されている求人数も多くなっています。主にメーカー系とIT系の求人情報を多く取り扱っています。

転職エージェントを利用しよう

転職エージェントは企業と求職者のマッチングを行うサービスをしている人材会社です。転職エージェントを利用するメリットは、ネットに出ていない企業の情報を得られることです。

求職者は、転職エージェントを介して志望する企業の詳細な情報を知ることができます。そのため、入社後にミスマッチが起こるリスクを軽減できます。
転職エージェントは企業側から報酬をもらうので、求職者は無料で利用することができます。

【おすすめの転職エージェントその1】リクナビエージェント

リクナビエージェントはリクナビが提供している転職エージェントサービスです。リクナビエージェントでは担当エージェントから手厚いサポートが受けられます。

リクナビエージェントを運営しているのは、求人業界最大手のリクルートグループです。多くの社員を抱える会社なので担当エージェントの数も多くなります。そのため、エージェント一人当たりが担当する転職者数が抑えられるため、一人一人へのサポートが充実するのです。

【おすすめの転職エージェントその2】マイナビエージェント

マイナビエージェントは、各業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが在中しています。キャリアアドバイザーは全員、幅広い業界の事情に精通しています。そのため、転職者に他業界の求人を紹介することができます。

キャリアアドバイザーのほかにも頼りになるアドバイザーがいます。それがリクルーティングアドバイザーです。リクルーティングアドバイザーは契約している企業に足を運んで、現在どのような人材が必要かリサーチを行います。

同時に社内や従業員も観察しているので、転職者は企業のサイトに載っていない会社の雰囲気などを教えてもらうことができます。

同じ失敗を繰り返してはいけない!新卒で仕事ができない人の特徴

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転職サイトや転職エージェントを利用すれば、自力でがんばるよりもスムーズな転職が可能です。しかし、第二新卒の転職で大切なのは再就職した後です。新卒入社ですぐに仕事をやめたのに、転職先の企業でも仕事に嫌気がさしてやめるようなことがあれば、短期間で二度離職したことになります。

転職後にミスマッチを感じたならば、それはリサーチ不足が原因です。

しかし、仕事でミスを繰り返して会社が嫌になるのは自分の仕事の仕方に問題があります。ここでは仕事ができない人の特徴を紹介します。思い当たる点があれば、そこは気をつけて改善するようにしましょう。

【特徴その1】人の話を聞かない

新卒であれば当然、最初は仕事を教えてもらうところから始めます。そのとき話を聞いておかないと、自分が何をしてよいかわかりません。人の話を聞くのが苦手という人もいるでしょう。その人は話を聞いていてわからないところがあれば、素直に質問して不明な点を解消してください。

【特徴その3】メモを取らない

メモを取らないというのは、話を聞かないことにも通じます。職場では日々新しいことが起こり、覚えることも増えていきます。

最初のうちはメモを取らずに頭にとどめておくことができるかもしれませんが、日が経つと記憶も薄らぎ、次から次へと新しいことを覚える必要があるので、記憶がどんどん上書きされていきます。

その結果、最初の頃に教えてもらったことを、いくつかすっかり忘れていることになるのです。会社で働く上ではメモを取ることは必須です。

【特徴その4】時間の使い方がわからない

人の集中力には限界があります。一日中同じパフォーマンスで仕事を絶え間なく続けられる人がいれば、その人はある種の天才でしょう。

しかし、常人は仕事をしているうちに注意力が散漫になっていき、仕事中にミスをしやすくなります。このようなミスをなくすためには、適度に休憩を入れて頭をリフレッシュされることが大切です。

しかし、新卒者は先輩に迷惑をかけまいと仕事にのめり込みがちになります。仕事を長時間続けることで、かえってミスが起きやすい状況を招いてしまうのです。時間は仕事ばかりに使うのではなく、休憩にも使って気分転換をしましょう。