クラウドソーシングの導入を考えている場合、使い勝手のよさや料金、評判などが気になるところになってきます。クラウドソーシングのサービスは続々と増えており、選ぶときにも少し迷ってしまうかもしれません。今回は、主婦から人気のシュフティのサービスを取り上げて、料金システムや特徴、メリットなどについて解説していきます。
シュフティとは
主婦の在宅ワークで広く利用されているシュフティは、2007年の2月に開設されたクラウドソーシングのサイトです。こちらのサイトでは、データ入力やアンケートモニター、ライティングなどのさまざまなカテゴリーの案件を扱っています。
グラフィックデザインや資料作成、リサーチ業務なども取り扱っており、在宅で働きたいワーカーと業務を外注したい企業の架け橋となっているサービスです。
シュフティの料金
いざ、クラウドソーシングのサービスを利用するとなると、費用が1つの問題になってきますよね。初期費用がかかるのかどうかや、毎月のランニングコストなどは、導入を検討しているときにぜひチェックしておきたい情報になるでしょう。
クラウドソーシングのサービスは一般的に低コストで利用ができますが、細かい料金システムなどはサービスによって異なります。以下では、シュフティの料金システムについて取り上げていきます。
初期費用
シュフティで仕事を発注する場合、初期費用はとくにかかりません。こちらのサービスは、仕事を発注したときにその都度料金が発生するシステムになっています。
インターネットのサイトを通じて発注の手続きを行うシュフティは、特殊な機器やソフトを導入する必要がなく、コストをかけずに利用を開始できます。シュフティの利用を始める際には会員登録が必要ですが、登録料は無料です。
月額料金
シュフティのサービスは毎月の利用料金などが発生しないため、仕事を発注しない月は月額料金が0円です。シュフティはクラウドソーシングサービスであるために、ランニングコストがかからないシステムになっており、必要なときに合理的に利用ができます。
定額の利用料金がかかるサービスの場合、仕事を発注しない月にも一定の月額料金が発生してしまうのが難点ですよね。シュフティの場合は、このようなデメリットがありません。
その他の費用
シュフティで仕事を発注するときにかかるのが、ワーカーに支払う報酬とシステム利用料です。シュフティの場合、前払いの方法を選ぶとワーカーに払う報酬額だけで利用ができます。
後払いを選んだ時には1カ月の報酬額に対して5パーセントのシステム利用料が発生する仕組み
一方、後払いを選んだ時には1カ月の報酬額に対して5パーセントのシステム利用料が発生する仕組みになっています。例えば、20,000円の報酬を後払いでシュフティに支払うときには、21,000円の請求が発生するわけです。
特別な表示オプションの場合追加課金
また、「仕事を探す」のページの上位に情報を掲載するときには、プレミアムPRオプション(10,800円)やPRオプション(5,400円)、カテゴリーPRオプション(3,240円)などの有料オプションの料金が発生します。
ワーカーのマイページに情報を表示する場合は、マイページ表示オプション(5,400円)がかかります。
シュフティを利用している利用しているユーザー・会社の社数
よいワーカーと巡り合えるかどうかやサービスの評判などを知りたいときには、登録をしているユーザー数や利用している会社の数などをチェックするのが1つの方法になりますよね。ユーザー数が多いサービスは、人気が高い可能性があります。
また、サービスを利用している会社数が多い場合も、評判がよいと考えられます。ここでは、シュフティのユーザー数や利用しているクライアントの数などを少しご紹介してみましょう。
ユーザーの人数
運営会社のサイトでは、2015年にシュフティの会員数が20万人を突破したことが紹介されており、多くのユーザーがサービスを利用しているのがわかります。シュフティの場合、一度サイトに登録をしたワーカーはいつでも好きなときに仕事に参加が可能です。
2007年にスタートしたシュフティは、すでに10年以上運営されていることから、年々ユーザー数も増えていると考えられます。
利用している社数
シュフティを通じて仕事を発注している会社の数は、2019年の時点ではサイトでもとくに公表されていません。ただ、2017年ごろに公式サイトで公開されたデータでは、クライアント企業が1万社を超えていることが紹介されています。
公式サイトのクライアントインタビューを見るとわかるように、バッカス不動産や株式会社アートアベニュー、ユナイテッドリバーズなどが、こちらのサービスを利用しています。
シュフティの特徴
一見似たサービスに見えても、クラウドソーシングのサイトにはそれぞれ特徴やメリットがあります。シュフティの場合も、いくつかの特徴をもっていますので、利用するときにはしっかりとチェックしておきたいところです。
独自のメリットなども把握しておくと、ほかのクラウドソーシングのサービスと比較するときの参考にできます。シュフティの特徴やメリットを、ここではまとめてみました。
「さまざまな業務を外注できる」
シュフティの大きな特徴は、扱う案件のカテゴリーが幅広いことです。クラウドソーシングのサービスの場合、記事作成やデータ入力などの特定の業務に特化してマッチングを行っているサイトも少なくありません。
細かい作業を外注できるのでやるべき仕事に集中できる
シュフティでは、翻訳やWebシステム開発などのIT系の仕事、リサーチ、テレマーケティングなどの業務も取り扱うため、いろいろな作業を外注できるのがメリットです。映像や動画の作成、広告宣伝、カスタマーサポートなども扱っており、さまざまなシーンで役立ってくれるサービスです。
「主婦のワーカーが多い」
主婦のワーカーが多いのが、シュフティの大きな特徴です。公式サイトでも紹介されているように、「主婦の働く」をサポートするのがシュフティの1つのコンセプトになっています。
ちょっとした空き時間を見つけて取り組める仕事が多いため、お小遣い稼ぎや副業にサイトを利用している主婦もたくさんいるようです。スキルが不要な仕事が見つかるところも、シュフティが主婦から人気を得る一因です。
「2種類の支払い方法を選べる」
シュフティでは、前払いと後払いの2種類の支払い方法を用意しています。前払いは、仕事を依頼する際にシュフティに料金を仮払いするシステムです。
ちなみに、前払いのときにはクレジットカードで料金を支払います。シュフティには、ワーカーがサイトですぐに仕事を始められるタスクと、クライアント側がワーカーにその都度仕事を発注するプロジェクトのスタイルがあります。
タスクの場合はシュフティに仕事を登録するとき、プロジェクトはワーカーに仕事を発注するときに仮払いを行います。後払いは、シュフティが報酬や有料オプション料金などを一時的に立て替え、クライアントが翌月に料金を支払うシステムです。
法人のみが利用できる後払いは、銀行振込のみです。
シュフティの口コミ・評判
シュフティには報酬未払いの防止制度があることから、在宅ワーカーからの信頼が高い傾向があります。ワーカーからは、都合のよい時間に仕事ができる点や息抜きにピッタリの仕事が多い点などがとくに好評です。
クライアントからは、「主婦のワーカーならではの視点でライティングをしてもらえた」や、「真面目なワーカーが多くトラブルが少ない」などの口コミが寄せられています。サービスが使いやすいところも、評価されています。
シュフティの運営会社
シュフティを運営しているのは、東京都中央区に本社を置く株式会社うるる(ULURU)です。2001年に北海道の札幌市で設立された株式会社うるるは、設立当初はデータ入力の代行サービスなどを主に行っていました。
クラウドソーシングサービスであるシュフティを開設した翌年には、プライバシーマークの認定を受けています。その後、「幼稚園・保育園こだわりナビ」などの運営をスタートし、徐々に業務を拡大しています。