クラウドソーシングサービスにはたくさんの種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。また、提供しているサービスごとに料金や評判も異なるので、どのサービスが使い勝手が良いのか分からない場合も多いですよね。ここではYahoo JAPAN!クラウドソーシングを利用する際の費用やユーザー人数、特徴などについて詳しく説明します。
このページの目次
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングとは
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングは、企業からの課題や作業などのタスクをYahoo!JAPANユーザーによって解決していくサービスです。ユーザーはタスクを実施、解決することでポイントを得ることができます。
ユーザーにとってタスクは指定されたものを入力したり選択するだけ、表示内容を確認するだけなど簡単なものばかりで取り組みやすいです。さらに企業側にとっては、一つの課題に対してたくさんのユーザーによる回答が得られるので、効率よく役立つ結果を集めることができます。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの料金
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの料金は初期費用、月額費用、掲載時の料金に分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期費用
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングにタスクを掲載する法人の方をオーナーと呼んでいます。オーナーになるにはYahoo!JAPANのID、クラウドソーシング側で発行するビジネスIDの両方が必要になります。
ID発行には料金はかからないので、手軽に始めることができます。
月額料金
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの月額料金についてはYahoo!IDの種類によります。通常会員であれば無料ですが、プレミアム会員への登録だと月額498円(税込)かかる他、最低使用料1,080円が必要です。
その他の費用
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングでタスクを掲載する際には、タスクごとに利用料金がかかります。1度の掲載にかかる最低利用料金は1,080円となっています。
1タスクの利用料金はABCそれぞれ10円、20円、40円
タスクはYahoo!独自基準でA~Cランクに分けられ、1タスクの利用料金はABCそれぞれ10円、20円、40円となります。
また、精度向上のためタスクの一致チェックを利用する場合は設定人数によって利用料金が変わり、3人一致はBランク以上で3倍、5人一致はCランク以上で5倍の利用料金となっています。
追加する謝礼ポイント1ポイントにつき1.5円の利用料
ちなみに各種オプションは無料で設定できますが、謝礼ポイントオプションは有料となっています。1タスクあたり、追加する謝礼ポイント1ポイントにつき1.5円の利用料がかかります。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングを利用している利用しているユーザー・会社の社数
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングを利用してみたいけれど、登録しているユーザーの人数や利用している他の会社の数が分からないと不安ですよね。ここでは利用しているユーザー数や会社の社数について見ていきます。
ユーザーの人数
Yahoo JAPAN!の登録者数は2018年で6,600万人を超えています。
クラウドソーシングを利用しているユーザー数は非公開ではありますが、基本的にYahoo!JAPAN IDを持っていれば利用することができるので、潜在会員は同等数いることになります。
会員数は10万人を超えていて、徐々に会員登録者数は増えている
2013年の時点では会員数は10万人を超えていて、徐々に会員登録者数は増えているようです。特に2014年には株式会社クラウドワークス、株式会社イマジカデジタルスケープ、株式会社InnoBetaと連携したことで、これらのユーザーもYahoo JAPAN!クラウドソーシングへ誘導することができるようになりました。
利用している社数
そもそもクラウドソーシングサービスが認知されるようになったのはここ最近のことで、利用者も提供企業の数もまだ十分とは言えません。Yahoo JAPAN!クラウドソーシングもその一つで、サービス開始後に利用した企業は数社でした。
そこで、クラウドソーシングを利用したい企業に関するタスクをユーザー数千人に行い、その結果をその企業に提出するという診断サービスを行いました。
そうすることでクラウドソーシングサービスの有効性や、どのように活用すれば良いのか理解でき、結果的に利用する企業数も数百以上に増えています。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの特徴
ではYahoo JAPAN!クラウドソーシングの特徴にはどんなものがあるかというと、数社と連携することで様々な働き方が選べるサービスであること、スキル不要・簡単な作業が多いこと、Yahoo!IDがあれば簡単に始められること、という3点が挙げられます。また、随時ユーザーや掲載企業が使いやすいよう更新もしています。
タスクの種類を取捨選択できる
クラウドソーシングには大きく分けるとマイクロタスク形式、プロジェクト形式、コンペティション形式に分けられますが、Yahoo JAPAN!クラウドソーシングは元々タスク形式に特化したサービスでした。タスク形式は作業1つごと完結しているので、ユーザーも気軽に始めやすく、企業側も設問を簡単に作ることができます。
プロジェクト形式はある程度期間が必要なので、アンケートや画像検証などのタスク形式は結果をすぐに分析できるため企業にとってもメリットが大きいです。
しかし2014年にヤフー株式会社、株式会社クラウドワークス、株式会社イマジカデジタルスケープ、株式会社InnoBetaが連携したことで、Yahoo!クラウドソーシング内に各社が提供している幅広い種類のタスクが用意されています。
コンペティション形式が加わることでこれまでの約100倍、常時1,500件以上のタスクが掲載
それぞれ得意分野が異なるので、デザイン・開発などの本格的なタスクから初心者向けの簡単なアンケートまでユーザーが選ぶことができます。今までマイクロタスク形式だけでしたが、プロジェクト形式、コンペティション形式が加わることでこれまでの約100倍、常時1,500件以上のタスクが掲載されています。
誰でもできる簡単作業
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングでは様々なタスクが用意されています。初めて作業をする人でも分かりやすいように、スキル不要や簡単作業などで検索することができるため、ユーザーも気軽に始めやすいのが特徴です。
企業側にとっても簡単なタスクにすることでより多くのユーザーから回答を得ることができ、その結果をより有効に使うことができます。
すぐに始められて、精度も高い
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングはYahoo!JAPANのID、掲載企業はその他にビジネスIDを持つだけで簡単に始められます。ユーザーにとっては作業自体は簡単なものが多いので、すき間時間で行えておこづかい稼ぎ感覚でできます。
最低使用料1,080円から実施できるので良心的
掲載企業にとっても、準備するものはほぼなく最低使用料1,080円から実施できるので良心的です。タスク掲載に関しては審査がありますが、最短2週間ほどで始めることができます。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングには精度向上、品質向上のための機能が予めついていて、誤答したユーザーをチェックしたり、不真面目な回答が多いユーザーをブロックすることも可能です。なので掲載企業は余計な手間や労力をかけることなく、精度の高いデータを得ることができます。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの口コミ・評判
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングにはユーザーの口コミが多くあります。検索サイト大手のYahoo!が運営していることもあり、報酬やサービスに期待している人は多いようです。
口コミをみてみると「空いた時間ですぐできる」「Yahoo!が運営しているので信頼できる」といった好意的な意見の他、「報酬がポイントでしかもらえない」「サイトへの入り方で迷う」といった意見もあります。良い評判と悪い評判両方あるので、目的や使い方によるのかもしれません。
掲載企業側の口コミや評判は残念ながら見つけられなかったのですが、初期費用や利用料金は比較的安く、必要な機能もついているので使いやすいのではないでしょうか。ただし利用の仕方や登録から掲載の流れなど、資料が少ないので利用する前によく確認した方が良いでしょう。
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの運営会社
Yahoo JAPAN!クラウドソーシングの運営元はYahoo!JAPANも運営するヤフー株式会社です。ヤフー株式会社は1996年に設立した会社で、提供サービスは200以上あります。
無料で利用できるサービスと、Yahoo!ウォレットを利用して決済する有料サービスがあり、ほとんどのサービスでYahoo!JAPAN IDが必要となっています。検索エンジンの他、ポータルサービスを主な事業としています。
ヤフー株式会社 Yahoo Japan Corporationの会社情報・概要
運営会社 | ヤフー株式会社 Yahoo Japan Corporation |
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事業内容 | クラウドソーシング「Yahoo JAPAN!クラウドソーシング」の運営 |
代表取締役 | 代表取締役社長 川邊 健太郎 |
資本金 | 8,938百万円 |
従業員数 | 6,618人 |
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