個人事業主も企業に勤める会社員も、日ごろの業務に追われる中で経理業務の手間の多さに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。経理業務は経費精算から決算書の作成、経営資料の作成、税務申告と多岐にわたります。このような経理業務の効率化や多忙な従業員のために入力が簡単な経費精算システムの導入で、業務効率化を図りたい企業や個人事業主におすすめの経理計算freeeというクラウド会計ソフトを紹介します。
このページの目次
経理計算freeeとは
経理計算freeeとは、クラウド会計ソフトシェアNo.1(2017年9月 MM総研調べ)に輝いた経費精算システムをはじめとする会計システムです。クラウドなのでソフトの更新の必要がなく、常に最新のサービスが利用できることが特徴です。
税理士に決算業務を委託していた個人事業主や経理業務初心者にも操作が分かりやすいと評判です。また、分からないことがあってもすぐにチャットサポートに相談でき、メールサポートも受けることができるため、安心です。
日ごろの経理業務から決算・申告、経営報告資料作りにも便利な経営分析や部門別の収支管理まで可能で、個人事業主、会社の事業形態や経理スタイルに合わせた複数のプランがあるので、個々のニーズに合ったものを選ぶことができます。
経理計算freeeの料金
経理計算freeeの料金体系を紹介します。個人事業主、会社の事業形態や経費精算システムを利用したい、経営分析の資料作りがしたいなどの希望するスタイルに合わせたプランが選べるので、ひとりひとりにピッタリなプランを探していきましょう。
初期費用
初期費用は一律で無料です。既存ソフトからのデータ移行にも無料で対応しています。
まずは30日間のお試しができますので、ホームページから申し込んでください。
月額料金
基本の月額料金ですが、決算書を作成するだけの最低限の機能で良い方は「ミニマムプラン」、多様に活用したい方は「ベーシックプラン」となります。ミニマムプランは月額2,380円(税抜)、ベーシックプランは月額4,780円(税抜)となります。
中小企業の場合はこのいずれかのプランで良いのですが、大企業の場合は「プロフェッショナルプラン」も選択肢の一つとなります。月額利用料は47,760円(税抜)となり料金が上がりますが、管理会計や資金繰の機能も利用できるようになります。
ミニマムプラン
なお年額での支払も可能で、ミニマムプランは年額23,760円(税抜)であり、月換算では1,980円(税抜)となります。ベーシックプランは年額47,760円で、月換算では3,980円で(税抜)となり、月額よりは値段は下がります。
プロフェッショナルプラン
プロフェッショナルプランは年額477,600円(税抜)で、月換算では39,800円(税抜)となります。ミニマムプランとベーシックプランの最大の違いは、経費精算機能、インターネットバンキングへの振込依頼機能があるかどうかです。
経費精算システムも同時に導入するのであれば、ベーシックプランを選択しましょう。経費精算機能が不要であったり、インターネットバンキングを利用するほど振込頻度がないのであれば、ミニマムプランを選択すると良いでしょう。
プランの選択で迷う場合は、状況に合わせたアドバイスを無料で受けることができます。ホームページから予約ができるので活用してみてください。
その他の費用
その他の費用として、注意すべきポイントは利用人数です。ソフトの利用人数の上限が設定されています。
ミニマムプランでもベーシックプランでも3人までは無料で利用できます。ただし、ミニマムプランの利用人数は上限3人です。
ベーシックプランは4人目以降、1人につき年額払いの場合は月々300円で、月額払いの場合は月々360円となります。それも、利用人数は上限20人です。
大企業の場合は利用人数に上限のないプロフェッショナルプランをおすすめします。
経理計算freeeを利用している利用しているユーザー・会社の社数
経理計算freeeはクラウド会計ソフトシェアNo.1(2017年9月 MM総研調べ)に輝いたと記載しましたが、いったいどれほどのユーザー数、どれほどの会社数なのかを紹介します。
ユーザーの人数
飛ぶ鳥を落とす勢いで利用者数を増やしている経理計算freeeは、2018年4月時点で実際に利用した事業所数は100万事業所を超えたと公表しています。正確なユーザー数は公表されていませんが、100万人以上はいるということになります。
利用している社数
2018年4月時点、経理計算freeeを実際に利用した事業所数は100万事業所を突破したと公表しています。2017年3月時点では80万事業所で利用されていましたが、わずか1年で20万業所も増加しています。利用者が多いということはサービスの質も期待できます。
「認定アドバイザープログラム」というfreeeユーザーを専門家の立場からサポートする税理士・会計事務所
また、2019年1月時点で「認定アドバイザープログラム」というfreeeユーザーを専門家の立場からサポートする税理士・会計事務所の登録数は6,500社となっています。これは日本の税理士・会計士事務所の約10パーセントという数字です。
経理計算freeeの特徴
クラウド会計シェア調査(BCN RETAIL 2017年10月)よると、クラウド会計のシェア割合が35パーセントとなった経理計算freee。ユーザー数を飛躍的に伸ばしていますが、多くのユーザーが満足するその特徴を紹介します。
経理業務の工数が減る
経理業務の代表的な例として、請求書を作成し、Excel等で売掛債権の管理簿を作成し、Excel等で入金の消込をして会計ソフトへ仕訳入力するといった業務があります。多くの工程がありますが、経理計算freeeを使って「請求書作成」を行えば、作成した請求書の内容を元に自動で帳簿付けが完了します。
作業として必要なのは、合っているかどうかのチェックのみなのです。入金された際のマッチングも1クリックで完了します。
領収書・請求書の電子保存が可能
「電子帳簿保存法」をご存知でしょうか。一定の要件を満たすことで経費精算の領収書などを電子データで保存することを認めた法律です。
これによって従来の紙文書を保存するためのスペースや、管理にかかっていた事務の負担を軽減できることで、コストの削減が見込めます。経理計算freeeは電子帳簿保存法に基づくスキャナ保存に対応しています。
タイムスタンプの付与はもちろん、書類のバージョン管理も可能です。過去のバージョンや削除されたデータを表示できるので、スキャナ保存したデータの訂正や削除の履歴を管理することもできます。
スマートフォンが使える
使用した経費を精算する場合、外出中の際はわざわざ事業所に戻り会計ソフトへ仕訳を入力する必要があります。そういった面で経費精算は多忙なユーザーの大きな負担となっていましたが、経理計算freeeはスマートフォンひとつでいつでもどこでも経費精算が可能なのです。
レシートをアプリを通じて写真を撮るだけで金額や日付を自動で推測されます。また、銀行口座やクレジットカードを経理計算freeeに同期させることもできるので、仕訳の入力箇所が格段に減ります。
経理計算freeeの口コミ・評判
気になる経理計算freeeの口コミ・評判ですが、おおむね良い評価が多かったです。「自動連携機能があるので銀行口座の入出金やクレジットカードの情報をすぐに取り込むことができて便利」、
「メールやチャットによるサポートがあるため初心者に非常に優しい」、「売掛金などのExcelシートの入力にもかなり時間を取られていたが、工数が減った」、「簿記経験がない人でも感覚的に使うことができる」 といった良い評価ばかりですが、システムである以上、突然のメンテナンス作業等でシステムが使用できなくなる可能性はあります。
といっても、どのシステムにも起こりうることなので過剰に心配になる必要はありません。
経理計算freeeの運営会社
経理計算freeeの運営会社は「freee株式会社」という2012年7月設立の新しい会社です。個人事業主などのスモールビジネスをターゲットとしており、給与計算や労務管理のための人事労務freeeや税務申告書作成業務のための申告freee、マイナンバー管理のためのマイナンバー管理freeeもリリースしています。