ITスキルゼロの未経験から私がWebデザイナーになるまで

世の中には様々な業界、職種がありますがその中でも私がなぜWebデザイナーになろうと思ったのか、それまでの道のりを綴っていきたい思います。
ちなみに私は今こそWebデザイナーとして働いていますが、Webデザイナーになる前は空港でグランドスタッフや保険の営業などをしていました。
ですが、転機があり、それをきっかけに行動を起こし始めたのです。

Webデザイナーになろうと思ったきっかけ

私がWebデザイナーになろうとしたきっかけは、手に職をつけて、いずれは会社に依存しない働き方がしたいと考えていたからです。

元からIT業界に興味はあったのですが、ちゃんと調査するまでにはいたっていなかったですし、そもそもWebデザイナーという職種があること自体知らなかったと思います。
田舎にいると周りにそういう職業の人もいないので、「知ること自体が難しい」ということもあります。
当時は確か、C言語を勉強しようとしていて、途中で挫折した経験もありました。
現在の状況を変えようとはしていたのですが、何をしたらいいのかわからないという感じだったと思います。
そんな中、田舎で友人達と会う機会があり、その中の1人に某有名IT企業で働いてた友人がいて、諸々情報をもらい、それが大きなきっかけになり、Webデザイナーになる転機になりました。

Webデザイナーになることを決めてからは2ヶ月程のスパンで専門学校を決めて、アパート契約をし、親を説得し、職場を退職しました。
この時に、行動力の大切さを知ったような気がします。

未経験からWebデザイナーになる方法

Webデザイナーになるためにはざっくり2通りの方法があると思います。

独学で学ぶか、専門学校やWebスクールに行って学ぶかです。現在ではWebスクールを運営している企業が増えていますので、専門学校より低予算で通えます。

前述しましたが私は日中に働きながら、夜間の専門学校に通い、Webデザイナーになりました。また、今回の記事では専門学校での学習内容や就職サポートに関して詳しく記載していきたいと思います。

独学でWebデザイナーを目指す場合

独学で学ぶ場合は学費がかかりませんので、書籍代やドットインストールなどでの学習になると思います。
独学の場合、書籍購入費やネットでの検索のため費用は比較的にかかりませんが、高いモチベーションの維持と、忍耐力が必要になります。学習していく中で、不明点や難しい内容などが必ず出ててくると思います。

書籍やGoogle検索で大抵のことは解決できると思いますが、解決しきれないことあるでしょう。検索リテラシー(分からないこと、知りたいことを正しく検索する能力)もそれなりにないと、調べる時間を多く取られることもしばしばあると思います。

モチベーションを意地していかないと、途中で学習をやめてしまうのが独学の最大のデメリットかと思いますので、綿密な計画とやりきる覚悟がない方にはあまりオススメしません。

独学のメリット
・学習コストが低い
・問題解決時の理解度が深い

独学のデメリット
・壁に当たった時に誰にも聞けない
・学習を途中でやめてしまうリスクが高い

専門学校に通ってWebデザイナーを目指す場合

専門学校で学ぶ場合の一番のデメリットはやはり学習コストがかかる点でしょう。
私の場合は夜間コースでしたので、そこまで学費はかかりませんでしたが、やりくりしていくのは大変でした。
日中働いて、夜は学校というサイクルも体力的にきつかったのを覚えています。
しかし、専門学校は学習コストの壁を乗り越えられることができれば、Webデザイナーになるには1番効率的な方法だと思います。

学習を共にする仲間に出会える

特に夜間コースの場合ですと、生徒のほとんどは、社会人ですでに働いている人か、Webデザイナーに本当になりたい人です。DTP上がりの人や、すでに技術がある人などそれぞれですが、学習意欲が高い人が多いです。
ですので、私は人から影響を受けやすい性格のため、非常に良い環境でした。
担当講師の方もWeb制作技術全般とマーケティング知識が深い方で、非常にためになる講義をしてくれました。生徒対応も抜群によかったです。

また、学校ですので、就職サポートもしてくれます。大学の就職サポートとほぼほぼ一緒ですが、IT系企業の求人は大企業から中小まで幅広くありました。
就職に関して、詳しくは後述します。

専門学校で学ぶメリット
・学習環境が揃う
・学習してく仲間ができる
・問題が起きてもすぐに解決できる
・就職サポートがある

専門学校で学ぶデメリット
・学費コストが高くつく
・講義は周りのスピードと合わせるので遅め

専門学校で学んだWebデザインコースのカリキュラム

専門学校でのWebデザイナーになるための学習カリキュラムを大まかに紹介しますので、参考までにご覧ください。
夜間コースですと、授業時間数は多いとは言えませが、2年間で基礎的な部分は授業を受けているだけでも身につきます。あとは自学習していきレベルアップしましょう。

Webデザイナーになるための学習内容

・色彩学とデザイン論
フォトショップやイラストレーターのツールの使い方に入る前にまず、色彩学とデザイン論について学びました。色彩学に関しては教科書の内容に沿って学習していきながら、色彩の心理学的な面から企業で取り入れられてる色に関する実例を学びました。
デザイン論では一般的内容から、先生が経験してきた実例なども合わせてた内容まであり、非常に興味深い内容だったのを覚えています。

・Photoshop,illustratorの使い方
PhotoshopやIllustratorの使い方では、基礎的なツールの使い方から先生の現場で使ってきた技を教えてもらいました。
最終的にはWebサイトのカンプ作り(人に見せるための完成見本)まで行いました。

→ Photoshop、IllustratorなどのWebデザインの学習・学校・スクール

初心者におすすめのWebデザイン学習スクール

● Webスク・Webcamp

● CodeCamp

● TechAcademy

・HTML/CSS
まずはhtmlだけで簡単なサイトを作ってから、用意された外部サイトの素材を使って、htmlとcssを使って外部サイトと同様のレイアウトでサイトを作りました。この辺りからコーディングが面白く感じてきます。Webサイトを作るためにはHTML/CSSを学習するのが「基礎」になります。

・Flash
現在では需要は少なくなってきたかもしれませんが、Flashの授業もありました。
講師の先生は、キャラクター制作にも精通しており、キャラデザも少し教わりました。
Flashでは自分で制作したキャラクターを実際に動かすことで、操作を覚えて、時間がある人は時計を作って動かすなど人によって進捗はまばらでしたが、楽しい授業でした。

・課題制作
通年で課題制作はあります。1番大きい制作としては、クラス内でチームを組み、担当を振り分け、仮想ショッピングモールのWebサイトを作りました。

最後はサイト仕様をプレゼンして締めくくったのを覚えています。その他では、実際の先生のクライアントのWebサイト制作や、システムの管理画面のデザイン等をしました。

・PHP、ネットワーク
PHPの授業はほぼ基礎的な内容で、先生の言われたことを淡々とこなしていきました。全体的な授業時間数も少ないので、プログラミングに関してはそこまで深掘りされませんでした。
ネットワークで1番印象的なのは、仮想環境構築の授業でした。
webデザイナーとして仕事をしていく上でも幅が広がる技術だと思いますので、学んでおいてよかったと思います。

Webデザイナーになるための就職活動

結果から言いますと、WebデザイナーとしてITベンチャー企業に就職することができました。現在でも同じ会社に勤めていますが、会社の方針が途中で変わり、リスティングの運用や制作のディレクションをメインで行っています。
現在の会社に入るまでに、2、3社ほど内定はいただいていましたが、SEOやマーケティングにも携わりながらWeb制作もできる今の会社に落ちきました。

専門学校の就職サポートは?

専門学校の就職サポートは、大学の就職支援と概ね同じです。履歴書の添削や面接練習、ポートフォリオのフィードバックをしてくれます。
講師に聞いてもポートフォリオや就職活で使う作品はフィードバックや技術的にわかない箇所を教えてくれます。

求人はIT企業に特化した求人が非常に多いです。
企業が学生をスカウトしにくる就職イベントなどもあり、アプローチする場は豊富にあったかと思います。
就職にインパクトしてくるのは当たり前ですが、ポートフォリオの質だったり、ずば抜けた作品を学生時代に作ることで、入れる企業は変わってくるでしょう。

人によってはDeNAや博報堂、サイバーエージェントなど、名だたるIT企業に入社する人もいました。

Webデザイナーはオススメの職業 (個人的見解)

私は4年前くらいまで田舎で働いていて、つまらない、退屈な日々を過ごしていました。
田舎で働いている人たちは何が楽しくて仕事をしているのだろうとも思っていました。

Webデザイナーになってからの収入は上がった

給料も田舎は基本安いですし、年功序列です。最近実家に帰省した際にあった、同じ職場だった友人に今の給料を聞いたら、現在の自分の方が10万近く高かったです。
お金が全てではないですし、人によって、楽しいことだったり、幸せなことは違いますし、感じ方は人それぞれだと思います。

私の場合は、4年前に危機感を抱き、友人に感化されたことで大きな一歩を踏み出せたと思っています。
IT業界に入るべきとは言いませんが、田舎にいるよりもチャンスは豊富に転がっています。
そのチャンスをものにできるかは当人次第ですが、田舎でくすぶっているよりも楽しい生活はあるはずです。

Webデザイナーになる教室・スクールがあるのが東京

現在はWebデザイナーとして働いていますが、また新たに今後を見据えて身につけたいスキルだったり、目標が出てきています。
目標ができて、そのために身につけたスキルが、素早く学習できる環境が揃っているのも東京にいる魅力の1つかと思います。

Webデザイナーになった方がいいとは言いませんが、今後より自由な働き方を目指すのであれば、Webデザイナーはオススメの職種の一つだと思います。
田舎でつまらない、将来が不安という方はもう一度、自分のキャリアをじっくり考えて、行動いくべきだと思います。

今回の記事を読んで、今後の人生の参考にしていただければ、幸いです。

未経験からWebデザイナーを目指せるスクールをまとめておきましたので、こちらも参考にしてみてください。

初心者におすすめのWebデザイン学習スクール

● Webスク・Webcamp

● CodeCamp -オンラインで全国どこからでも受講可能

● TechAcademy -オンラインで全国どこからでも受講可能