仕事をできる人は、忙しい中自分のスタイルを保つために時間を調整して運動しているということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。運動が得意な人、運動神経が高い人が仕事ができるかはさておき、仕事ができる人でスタイルをよく保つことで商談でもスマートな身のこなし、取引先となる相手に不快な思いをさせないということは大切ですよね。編集部の人間が仕事で成果を残すために、パーソナルジムに半年間通ってみた結果をご紹介します。
仕事ができる人が運動をしている4つの理由
体を鍛えている人は、年収が高くなる傾向にあるようです。gooリサーチとプレジデント編集部が2010年に行った共同調査によれば、「毎朝の体操、1駅分歩くなど、日常の中に決まった運動を取り入れ、習慣化している」と答えた人は、「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」の合計が、年収400万円台の27.3%に対し、年収1,500万円以上では40.5%と、大きな差がある結果に。
自己効力感・自信が得られる
自己効力感 (じここうりょくかん)(self-efficacy) とは、「 自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できる能力がある」という感覚のことです。 ジムではトレーナーから以前より重い重量をかされることになるので基本的には毎回厳しいトレーニングになります。厳しいトレーニングを積んでいると、「次もできる・もっと上げられるようになりたい」と考えるようになり、トレーニングを続けることができます。
そうして難しい課題や目標を達成していくことは、自己効力感の高まりや自信につながります。ここが仕事と共通しているポイントです。自信は仕事で成果残す、結果を出すために困難に立ち向かうためには必要です。
頭がクリアになり仕事が捗る
仕事には切り替えが必要です。神経科学者のアーサー・クレーマーの調査によれば、60歳から79歳の人たちに、ランニングマシンで、週に3回、1時間の運動を6カ月間継続させた後、MRI検査をすると、前頭葉と側頭葉の皮質容量が増えたということです。容量が増えるということは、脳の中で、新しい血管ができたり、新しい神経細胞が生まれたということです。
その結果、新しいネットワークもたくさんできて、脳は活化しているということで、仕事においては新しい発送やアイデアが生まれたり、また、問題点・ボトルネックになっていたことが解決できるかもしれません。
出典:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/27/news004.html
セルフコントロールができる
ジムに通って、糖質制限の減量メニューをこなしていると自制しなければついついご飯や糖質が沢山入っているものを食べてしまいます。糖質を大量に摂取してしまうと、体は変化しませんし、せっかくウェイトトレーニングをしたり、ランニングなどの有酸素運動をする意味がなくなってしまいます。なので、減量やダイエット、運動においてセルフコントロールができる人は、仕事でも物事を感情でなく理性で整理して成果を出すまで取り組むことができるでしょう。
パフォーマンスを一定に
われわれ人間が、人生で最も筋肉のあるのは20代で、30歳以降は10歳年をとるごとに5〜10%ずつ筋肉は衰えていきます。実はこの筋肉の衰えが、加齢とともに人の体力を奪い、さまざまな病気を引き起こすひとつの原因だと言われています。体重のうち筋肉の占める割合を筋肉率といいますが、その標準値は男性で33%、女性で27%程度といわれます。
生活習慣病の予防や、免疫力の向上・維持をすることで仕事でのパフォーマンスを一定以上に保つことができます。仕事で成果を出す人は仕事にばらつきがなく一定したパフォーマンスを維持しています。
半年間で10kg減量、糖質を摂取しても太りにくい体に
結果からいうと半年間で10kgも減量に成功し、飲み会である程度糖質を摂取したりラーメンやお寿司といった糖質を摂取してもすぐ1.5kgなど太るような体にはならなくなりました。筋肉量が増えたので代謝が上がり、しっかり消化するようになったからです。
社会人で、特にお客さんの応対が多い営業関連の仕事をしているのにもかかわらず太っていると「この人体調管理やセルフマネジメントができない人なのかな」と周囲やクライアントからも思われてしまいます。人は見た目が9割というとようにファーストインプレッションは特に大切ですので、ぜひ体を鍛える時間を作り、体に投資するようにしてみてはいかがでしょうか。
なぜアルコールを摂取すると太りやすくなるのか
社会人になるとクライアントやチームメンバー、会社での付き合いなどで飲み会に出かける気か機会が増えていきます。アルコールにもカロリーはありますし、コルチゾル(コルチゾン)という物質の分泌量が増え、コルチゾンの筋肉を分解する働きにより筋肉がつきにくくなってしまいます。
大量に飲酒した場合、筋肉を作るために必要なタンパク質の合成を下げるため、せっかくトレーニングをしていても効果が出にくくなりますし、トレーニングをしていない方は、筋肉が分解されるので、代謝が下がり、食べたものの消化がしにくくなるので太りやすくなります。アルコールの大量摂取は控えるようにしましょう。
アルコールを摂取して太りやすくなる流れ
● 1. アルコールを摂取するとコルチゾンを増やす
● 2. コルチゾンはタンパク質の合成を妨げる
● 3. 筋肉はタンパク質がないと大きくならない
● 4. 筋肉が衰える
● 5. 筋肉が衰えると基礎代謝が下がる
● 6. 基礎代謝が下がっているのに、同じ量食べる
● 7. 消化されないので太る
このような流れで太りやすい体が構築されていきます。自分に思い与える節がある方は、アルコールを摂取した翌日はプロテインを摂取するなどして、淡白質を多めにとるようにしましょう。
タンパク質摂取が効率的に。おすすめのプロテイン
ジムでは、運動をしていなくても、筋肉を維持するためにはタンパク質を体重の2倍のグラム数飲むことをおすすめされます。プロテインを飲むと太るという考えをしている方もいますが、これは間違っています。飲む時間と飲む量を間違えなければ、ご飯などの糖質よりも圧倒的に太りませんし、タンパク質をとるのにはプロテインは必要不可欠です。
効率的にタンパク質を摂取するためには、プロテインが必要ですが、プロテインの中の1食事あたりのタンパク質の摂取量に着目して購入することをおすすめします。日本のプロテインだと、タンパク質の含有量が少ないものもあります。こちらではタンパク質の含有量が多いプロテインをご紹介します。
いきなり飲みにくいようなプロテインをご紹介しても継続して飲み続けなければ結局意味がありませんので、プロテインの中でも飲みやすいプロテインをご紹介しておきました。ぜひ健康と仕事のためにためしてみてはいかがでしょうか。
太りにくい体にするために社会人が簡単に行えるトレーニング
半年間のジムでのトレーニングに加えて、時間がないときは自宅でトレーニングするようにしています。ジムの回数が増えるとコストもかかりますので、自宅で機材を幾つか揃えると効率的です。広い場所がないという方でも買っておいて、トレーニングすると良いものをご紹介します。
IROTEC(アイロテック) ラバー ダンベル 40KGセット
IROTECの重さが変化させることができるダンベルは必須アイテムです。最初は、片方2.5kg、5kg程度でベンチプレスの要領でダンベルプレスを行ったり、両手に持ってそのままスクワットを行うと、体の中の大きな筋肉を鍛えることができます。大きな筋肉を鍛えることが太りにくい体を効率的に作るためのコツです。
ダンベルで大胸筋を鍛えるために、フラットベンチがあるとしっかり鍛えることができます。ただただ、ベンチプレスのような動きをしていても意味がありません。しっかり胸に効かせるために買っておくと良いでしょう。
ぜひ運動をして仕事のできるビジネスマンを目指してみてはいかがでしょうか。