エントリーシート(ES)・面接・GD!各フェーズごとに落ちる理由を徹底検証【就活編】

新卒採用の一般的なフローはES(エントリーシート)や履歴書などの書類選考、企業によっては企業が与えたお題に対して議論を行うグループディスカッション、大企業では面接数回・ベンチャー企業であれば面接を1、2度という流れになっています。

企業の採用活動においてどういう人が、どこで落ちているのか就職活動で生かせるポイントをご紹介していきます。

書類選考(エントリーシート)で落ちる人の特徴

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①毎回エントリーシートを使いまわしている

商品や会社名を変更すれば作成できるようなエントリーシートは、実は採用担当者に見抜かれています。企業名や商品名だけを変えれば良いような内容だと画一的な文章になるので分かりやすいからです。

その企業にしかない取り組み、事業内容、商品の良さなどが全く書かれていない場合は注意が必要です。

②エントリーシートの文字数が極端に少ない、文字が小さい

企業の志望動機や自己PRなどの文字数が少ない人は志望度が低いのかなと考えてしまいます。また、採用担当者は多くのエントリーシートを見ているので小さい文字だと見にくいですし、ホスピタリティーがないなと感じてしまいます。【 】を付ける等して企業の担当者の方に見やすいエントリーシートにするのを心がけましょう。

③他社名や他社の商品名が書かれている、商品名が間違っている

何社も応募している場合に企業名を間違っている場合があります。担当者としても数社受けていることは分かっていますので、間違いは仕方ないとは思いますが、しっかりチェックしているのか、志望度が高いのか疑問に感じてしまいます。自分だけでなく、他の人にエントリーシートを見てもらうなどして、ダブルチェックで提出するようにしましょう。

④学生時代のPR実績が、人事から見て価値がわからない

学生時代の実績としてバイドリーダー、サークルの部長、副部長、会計などをやっていたと書いている人がよくいます。しかし、それがどう凄いのか、価値があるのかが分からないと価値やスキルの判断のしようがありません。

50人のバイトがいる中でのバイトリーダーなのか、5人なのかではその重みが異なってきます。

50人バイトがいるときにまとめるときの「苦労したポイント」、「工夫した・乗り越えたポイントやそれに伴う具体的なアクション」などを詳細に書くことによって相手に価値が伝わりますので「●●をやっていました」だけで「だから何なの?」とならないように注意しましょう。

●やったこと
●なぜそれをやったのか
●その結果どうなったのか
●その結果から得たものは何か
●それが企業に入ってどう役立つのか

⑤誤字脱字、修正テープ・修正液の使いすぎ

誤字脱字や修正テープ、修正液の使いすぎは気になります。そもそも誤字脱字は検索して調べれば解決できる問題なので、「丁寧さがない」、「真剣さが伝わらない」というのは致命的です。誤字脱字にならないように正しい字・文章を書くようにしましょう。

⑥履歴書の写真がおかしい

背景に何か部屋のものが写っている写真や、背景が白ではなく色がついてしまっていて本人の顔がよく分からない、服装や髪型がおかしい、髪の毛の色が明るすぎるなどという場合も論外です。

多くのエントリーシートを見ている中で人の印象は大切ですので、履歴書の写真一つとってもしっかりとした場所で撮るか、証明写真の機械などで撮影するようにしましょう。

履歴書の証明写真をどういうふうに撮影したら良いのかわからない、落ちる証明写真などについてこちらでまとめてありますので、こちらも合わせてどうぞ。

【保存版】履歴書の証明写真は大丈夫?証明写真を撮るときの注意点・ポイントまとめ

面接で落ちる人の特徴

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①雰囲気が暗く、笑顔がない人

面接ではハキハキと話している人は好印象です。雰囲気が暗い人と一緒に働きたいという方は恐らくいませんよね。面接では緊張してしまっているかもしれませんが、雰囲気が暗い人は印象がよくありません。

面接の前や普段から口角を上げる練習などをしておくと良いでしょう。

②身だしなみがおかしい・清潔感がないひと

スーツや髪型、髪の毛の色やシャツがだらしがない、ベルトがない、スーツにフケが付いているなど身だしなみがキチンとしておらず清潔感がない人も注意が必要です。

身だしなみは社会人の基本ですので、スーツを着慣れていないからといってだらしがない着こなしでは印象が悪いです。面接では身なりで目立つ必要はありませんので、しっかりと清潔感がある身だしなみで面接にのぞむようにしましょう。

③時間を守ることができない人

身だしなみと並んで社会人のビジネス・基本的なマナーです。面接に限らず、時間を守ることができない人はどれだけ意欲があっても伝わらなくなってしまいますので最低限守るようにしましょう。

社会人になって通常の勤務でも遅刻は厳禁ですが、特に会議などのように多くのクライアントや社内の人など複数人が関わるときの遅刻は多大な迷惑につながります。

必ず時間通りにつくよう、最初に道の行き方を調べておき、遅れないようにマップなどで印をつけておくようにしましょう。
また、就活期は少なくとも15分前には会社のビルに到着するように心がけましょう。

もし遅れてしまうという場合があるようであれば、メールや電話などで日程調整や時間調整、遅れる旨の連絡をしましょう。

メールでの日程変更などの書き方についてはこちらでもまとめてありますので、合わせてどうぞ。

【テンプレ付】こんなメールはNG!面接の日程調整・日程変更メールの返信方法

④全て覚えてきたような話し方、内容になっている

エントリーシートなどを全て覚えてきたような話し方や内容になっている方は注意が必要です。何故ならエントリーシート以外や意図しない質問をされた時に、焦ってしまい質問の意図を汲み取っていない答えを返してしまう事があるからです。

「この人はどこでも同じ事を言っているんだろうな」と思わせてしまう言い方は面接官も感じとって、あえて外すような質問をされる事がありますので、臨機応変に対応できるように面接の準備をしておきましょう。

面接の質問はある程度決まってきますので、面接は場数を踏めば確実に良くなります。不安だという方は面接の機械を増やしてみてください。

⑤質問に対して意図を汲み取った返答ではない

面接官の質問に対して、質問の意図を汲み取って返答をせずにしかも長々と話しをしてしまう方がいます。質問の意図がわからない場合は、「こういう意味でしょうか?」と逆に質問を投げかけるとこの人はキャッチボールができる人なんだと好印象です。

逆に意味を勝手に考えてトンチンカンな事を言わないように「面接はコミュニケーション」だと考えて取り組むようにしましょう。

面接だと考えると硬くなってしまいますが、コミュニケーションだと捉えると普通のバイトや人と話しをしているのと変わりませんので認識を変えるのはおすすめです。

⑥面接官との相性が合わない

面接官との相性が合わない場合も残念ながらあります。面接官も人間ですから、面接をしていて「話しが合わないな」「一緒に働きたくないな」と感じてしまう場合もあります。

逆に趣味の話しや出身地の話しで盛り上がってパーソナルな部分で仲良くなって選考を通るという場合もあります。面接では硬くなりすぎずに、人として話しやすいという形で進めましょう。

⑦自分の強み弱みがわかっていない

多くの面接で聞かれる質問の中に自分の長所と短所を答えるというものがあります。自分の強みはわかっていても、弱みについて分かっていない事もあります。まずは弱みについて把握して、それを克服できるようなものなのか、そもそも弱みなのかというふうに説明するようにしましょう。

 

●強みも弱みも好奇心旺盛
強みとしての好奇心旺盛さは、様々な情報を取得することで新しいアイデアを生み出すようにしています。実際◯◯という行動をしたり、◯◯という賞をいただきました。この好奇心旺盛さを武器に御社でも事業や仕事に取り組んで行きたいと考えております。

弱みとしては、好奇心が旺盛だと「一つの事を継続するのに苦労するという事」です。新しいものを見つけるとそれを取得して新しいアイデアや行動を起こして行きたくなるからです。しかし、これは強みでもあるので、社会に出たら継続性を克服しつつ、新規事業や新しいアイデアや企画を生み出していけるように努力してまいります。

 

グループディスカッションで落ちる人の特徴

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①協調性が皆無な言動をする

グループディスカッションは、社会に出た時のミーティングのような形であるお題に対して答えを出していくというものです。なので、様々な意見やアイデアを出し多角的に考えた一つの答えを導くためには多くの人にアイデアを募り、膨らませ、それをまとめていく必要があります。

そういう流れの中で、時間配分を考えないでみんなのアイデアを覆してしまうような発言をしたり、誰かのアイデアを批判することで議論が前に進まなかったり、独りよがりな全く関係ない発言をしてしまう「空気の読めない」「協調性がない」方は注意しましょう。

普段から空気が読めない発言をする人であればなおさらです。グループディスカッションはみんなで答えを出していくものですので、独りよがりな発言や行動は周りにも悪影響を及ぼします。それは社会人になっても変わりませんので、意識しておきましょう。

協調性がない学生の特徴
●最後の最後でアイデアを覆そうとする
●一人で発言しようとする
●他の人のアイデアを否定して、議論できない
●人に意見を求めない
●議論と関係ない話を長くする人

②発言が全くない

発言が全くない人は「参加意欲がない」と捉えられてしまいます。司会者の役の方がうまい人であれば全員に発言するように話しを振ってくれる場合もありますが、そうではない場合もあります。

そういう場合は、自分で発言しやすい環境を作れるように「一人一人意見を言いませんか」などと促すようにすると良いでしょう。ポジティブな考え方で、意見を吸い上げてそこからまとめていくという流れを提案できれば、「リーダーシップ」の面で評価されます。

また、稀に全く発言がなくてもグループ自体が良い場合はそれでも選考に通過する場合もあります。しかし基本的にはそれでは個人の評価ができないので、できるだけ発言できるように心がけましょう。発言しすぎて、独りよがりになってしまわないように気をつけましょう。

各業界や企業のグループディスカッションのテーマやグループディスカッションのコツに関してはこちらにまとめてありますので、ぜひグループディスカッションの参考にしてみてください。

【まとめ】グループディスカッションのコツと業界別テーマ実例

さいごに

売り手市場の新卒採用市場ですが、出来ることなら志望する企業に内定をもらいたいですよね。内定をもらうまでにはいくつかのフローを経なければなりませんが、今回は各フローごとにどういう人が落ちてしまうのかのポイントをまとめてみました。

「ここまで就職活動をしてきて、ここで毎回落ちてしまって悩んでいる」という方や、これから就職活動をする方はぜひ企業の採用担当者の声を参考にしてみてください。みなさんが 志望企業に合格できるように祈っております。

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