2016年の日本も、さまざまな政治問題が発生しました。どんな社会問題にも政治は絡んできます。しかし、それを学生たちはどれだけ知っているのでしょうか…?
学生団体×政治!?
世の中の学生団体、学生は多種多様な活動をしていますよね。ボランティア、ビジネス系、イベント企画などなど…そんな中、なんと政治意識の向上に関する活動を行っている学生団体を発見!数少ない貴重な団体なのでは?と考え、思い切ってお話を伺うことにしました!現代の政治問題や、団体としての活動、夢、目標…そこには熱き思いが…
学生団体ivoteプロフィール
取材を受けてくださった人の紹介
東京学芸大学1年 別木萌果さん
活動人数 約20人
活動目的 若者の投票率の向上
新宿の賢者屋というフリースペースで主に毎週日曜日の午前中に活動しています。
政治についての活動している団体と聞くとなんだか気難しそうで、堅そうなメンバーばっかりいそう…。そんなイメージがあると思いますが、いろんな大学から個性豊かなメンバーが集まっていて、和やかな雰囲気で活動しています!
デモをやったり、特定の政党をひいきするわけではなく、あくまでも、政治にもっと興味を持ってもらって、選挙に参加してもらうための活動をしています。
具体的にどんな活動をされていますか?
1つは”居酒屋ivote”というものです。”政治家とフランクに話してもらう”ことを目的に、政治家の方々と学生を呼んで、居酒屋でいろんな話をしています!
-政治家の方々をお呼びするのは大変じゃないですか?
政治家の方へのアポがかなり大変です…。どの政党かは関係なくアポを取りに行っているのですが、実際に参加してくださる方が決定するのが数日前ということもあります。
-どんな話をされるんですか?
原発は「〇〇だったけど、本当は〇〇だったんだよ」、とか「〇〇党と〇〇党は実は仲いいよ、結婚した人もいるよ!」とか、そういう裏話も聞けちゃいます!
乾杯のときには「いいお酒の酔っぱらい方を教えてやろうか」から始まって、参加した人はみんな爆笑!なんてこともありました(笑)
-居酒屋ivoteをどうしていきたいですか?
フランクな会話といっても限界はあります。話の内容や言葉が難しくなってしまったり…。あまり政治に関心がない人たちに理解してもらうにはどうしたらいいか考えることが課題だと思います。
ー他にも変わった活動をしてらっしゃるのを拝見いたしました。
はい!中高生に少しでも政治について興味を持ってもらうために、実際の選挙に使われる投票箱などを利用して、模擬選挙を行っています!
-模擬選挙を行ってみて、心に残ったことはありますか?
中学校で「高校授業料の無償化」というテーマで開催したのですが、意外と生徒たちがたくさん考えて議論してくれました。先生方は、政治となるとどうしても「政治的中立性」を考えてか最初は消極的でした。だけど、生徒たちが各々がしっかり考えて意見を主張し合う姿を見て、模擬選挙実施後は政治に対する教育の仕方について積極的に考えてくださるようになりました!生徒だけでなく、学校の政治に対する意識も変えることができて、よかったです!
-このまま若者が投票しないことで起こり得る、若者にとって住みにくい国の未来としてどのようなことを想定していますか?
すでになっていると思います。働き方の問題、待機児童、世界と比べて男女の格差があると思います。
若者の投票率の低さは今に始まったことじゃないんです。18歳選挙権になってから目立っただけで、何十年も前からなっていて、今の3、40代の人だって若い時は投票していませんでした。
欧米の方だと学生が若いころから自分たちの政治意見を発言する機会があります。一方日本では、「政治的中立性」を保つ風土があり、政治の話はあまりフランクにできない。そのような雰囲気によって言いづらい雰囲気になっていると思います。
今後もしくは来年の目標は?
「わかりやすく」難しいニュースを伝えることが私たちの課題なので、いつかHPかアプリを、ゲーム、クイズなどを作って、政治のニュースについて平等かつわかりやすく作りたいと思っています。投票率向上と言っていますが、若者同士・子供同士で政治の話を積極的にできる環境をつくっていくことがまずやるべきことだと思っています!
気になった方はこちら!
世の中の政治に関する知識はもちろん、若者の意識もしっかりと捉えながら、今やるべきことを模索している様子で、とても生き生きとしていました!
政治に興味のある方はもちろん、ivoteさんの活動に少しでも関心を持った方は今すぐチェックしてみてください!新メンバーも随時募集しているそうですよ!
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