2020年に東京オリンピックが開催されますね!でも、”日本は活気に満ち溢れている!”…というよりかは、残念ながら暗いニュースの方が多い気がします…。そんな雰囲気を破り、希望や活気に満ち溢れたオリンピックにしたい!そう思って活動している若きエースたちを今回は取材しました。
このページの目次
オリンピックをどう活気づければいいのだろう?
オリンピックをもっと活気づけたい!東京を盛り上げたい!そのような思いを持っている方でも、実際にどう関わっていけばいいかを考えるのは難しいですよね。スポーツの応援?…募金?いえいえ、それ以外にもたくさん関われる方法はあるんです。
学生団体おりがみ プロフィール
取材を受けてくださった方の紹介
代表 3年生 都築則彦さん
学生団体おりがみ(以下おりがみさん)は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに学生主体で参画していくことを目指す学生団体です。団体構成としては大学連合を組織し、現在は千葉大学と明治大学にそれぞれ拠点を置き活動をしています。活動頻度はミーティングを各大学で週1回、全大学で月1回行い、月に1回ほど開催するイベント準備を不定期で行っています。メンバーは2016年12月現在で計15の大学から、総勢46人が集まっています。学年や所属大学に関係なく仲良しで、それぞれの活動に対してみんなが尊敬しあっていて、とても雰囲気のよい団体です!
おりがみ創設のきっかけは?
一番最初のきっかけは、自分の身の周りに面白い人たちがいて、そんな人たちと面白いことをしたいと思ったことです。そんなことを考えているときに、2020年東京オリンピック開催が決定しました。私は大学の選考が物理学科で、宇宙や星が好きなのですが、オリンピックも宇宙のようにスケールの壮大なことの1つだと考え、オリンピックに関する面白いことをしようと考えこの団体を創設することに決めました。
ーどうやって人を集めていったんですか?大変ではなかったですか?
周りの知人・友人に声をかけて、案外賛同してくれる方が多かったです。自分は気づいたら団体が出来て、代表になっていた、という感じですね(笑)
ずばり、”オリンピックレガシー”とはなんですか?
ーおりがみさんのHPに大きく”オリンピックレガシー”についての説明が掲載されていました。
オリンピックレガシーの説明をする前に、まずはオリンピックそのものについて少しだけお話したいと思います。オリンピックには「オリンピズム」という理念があります。オリンピズムとは、スポーツと文化の二つの武器を使って世界中の人とお互いに理解しあおうという理念です。そのオリンピズムを広める活動のことを「オリンピックムーブメント」といい、みなさんに馴染みの深いオリンピック競技大会は、オリンピックムーブメントの一環です。オリンピックムーブメントは、オリンピズムを開催都市に根付かせることに意味があるので、オリンピックが終わった後に何かを遺そうという発想がとても重要です。これが、「オリンピックレガシー」です。
ーなるほど…なんだか難しそうですが、オリンピックの深さを感じました。
そうですね。このような背景があることを多くの人たちに広めることは難しいですが、私たちの活動を通して、オリンピックには、スポーツ以外にも文化や環境など、いろんな参加の切り口があることを知っていただき、オリンピックへの興味が増えれば嬉しいです。
普段の活動はどんなことをされていますか?
講演会にお越しいただく方のアポイントや、イベントの企画・準備をしています。企業や官公庁、大学の方とタッグを組んでイベントを企画し、多くの方にオリンピックに触れる機会を提供できるように日々試行錯誤しています。定期的なミーティングでは学年関係なく熱い会議が広げられていますよ。また夏には、テレビの生放送番組でリオオリンピックに実際に出場されたアスリートの方々を生で見る機会もありました!おりがみが窓口となって、ギャラリーさんを200人ほど集め、メダリストの方をお迎えいたしました。その後反響やコメントをたくさんいただき、多くの方におりがみの機会を知っていただく貴重な機会となりました。
ーテレビでたくさんオリンピックは取り上げられますが、一方でパラリンピックのような障がい者スポーツに触れる機会はなかなかないですよね…
パラリンピック選手は、その認知度を高めるために講演会で話す機会ぐらいしかないように思われがちですが、一方で企業からの注目度は案外高いんですよ。特に理系の企業は自社の技術を使って事業介入しやすいので、今後まだまだ私たちが障がい者スポーツに触れる機会は増えてくると思います。
パラリンピックをもっと周知し、人々に応援してもらうためにはどんな取り組みが必要ですか?
いろいろありますが、体験会をすることがとても重要だと思います。有名なスポーツって、必ず子供の時に一度やったことのあるスポーツだと思うんです。サッカー、野球、テニスなど…だから、障がい者スポーツも実際に手や足を使わずに、だとか目を隠したりとかして体験してみれば、その魅力や面白さがより伝わると思います。
ーでも私たちが障がい者スポーツをして楽しめますか…?
もちろん!例えば、ブラインドサッカーと言って、目を隠してサッカーをするんです。目が見えない分、聴力を使わないといけないので、会場はとっても静かです。そのぶん、ゴールを決めた時の歓喜は、普通のサッカーでは味わえませんね。そんなところが一番の魅力ですし、やってみたり観戦してみたりするのはとても楽しいですよ。そこから口コミで魅力が伝わればもっと嬉しいです。おりがみでも、体験会ができるイベントを今後もたくさん企画していこうと思っています!
最後に、2020年東京までの目標を教えてください。
会場建設費などの問題がよくニュースで取り上げられていて、オリンピックに対してマイナスなイメージを持たれている方も少なくないと思うんです。だから、そんなイメージをおりがみで払拭して、一人でも多くの日本人がやってよかったと思えるオリンピックに、学生の手で作っていくことが目標です!
少しでもおりがみに興味を持った方はコチラ!
オリンピックを一緒に盛り上げたい!スポーツが大好きだから何かしたい!など、少しでも興味が湧いたらコチラをクリック!気軽に活動の様子をのぞいてみてくださいね。