採用試験にあたり履歴書を書くことに多くの時間と労力を費やしました。企業にとって履歴書は、「まず自分を知ってもらうための入り口」だからです。
そのため、入り口の表現の仕方・アピール方法を誤ってしまうと誤解をされたまま、次のチャンスにつなげることができません。
どのような履歴書が好感を持ってもらうことができ、次のチャンスにつなげることができるのかを徹底的に研究しました。研究することで、自分に自信を持つことができ安心して採用試験に臨むことができるだろうと思ったので、一生懸命に取組みました。
今回は、「履歴書を書くときに注意すべきこと」をご紹介します。
このページの目次
履歴書は書く内容よりも、構成などの書き方に注意
履歴書の書き方を考えることに、多くの時間を費やしました。書く内容も大事ですが、書き方によってどのように伝わるのか、企業が指定した文字数や質問事項の中で、「いかに自分の経験をアピールするか」「端的に求めらえる答えを用意できるか」が重要だからです。
内容がそこまで優れていなくても、質問事項に対して自分がどのように取り組んできたかを書けなければアピールにもなりません。相手に興味を引かせたり、そこから自分の強みをアピールしたり。
そもそも構成がうまく出来ていないのにも関わらず、特筆すべき内容や経験がない場合、採用に至らなくなってしまいます。ですので、まずは書き方を意識するようにしましょう。そして、冗長的に文を書いていてもアピールになりませんので、端的に伝えたいことを書くようにしましょう。
構成の注意点
● 結論から述べる
● 具体的な話に展開
● 数字的な根拠を用いる
● 冗長的にならない
履歴書でアピールすべき3つのポイント
履歴書では3つのポイントを抑えることが大切という事実に気が付くことができました。その3つのポイントとは、「会話のきっかけになる内容」と「自分のやる気をアピールする内容」と「魅力に気付いてもらう」ということです。
この3つのポイントをクリアする履歴書を書くことができたら、採用へと一歩近づくのではないでしょうか。
面接では、会話のきっかけを掴むこと
面接というのは、履歴書を確認しながら進んでいきます。
そのため、履歴書に会話のきっかけをつかむようなワードを盛り込むことによって、こちらの意図したとおりのペースに持っていくことができるのです。私は、実際に会話のきっかけを掴むことに成功したことで、自分の想定している通りに面接をスムーズに行うことが出来ました。
営業でも「アイスブレイク」という言葉があるように、面接でも相手の会社に響くような自分の特技や経験などを記述しておいて、ツッコミどころを作るようにしましょう。特に他の人がやっていないような事だと相手の興味を引く事ができますので、そういうものを書くとポイントが高いかもしれません。
ポイント
● 他の人が書かないような自分だけの経験を書く
● 経験したことを結論だけ書く
自分のやる気をアピールする事
そして、自分のやる気をアピールするは自分を採用することで、会社にとって大きなメリットがあると感じてもらうことができるということです。やる気があるので、周囲とのチームワークを大切にしながら、協力して成果を出すことに一生懸命になることを伝えることができると、こちら側の誠意をくみ取ってもらうことができます。
仕事はチームワークで大きな成果を残すことが大事ですので、「自分の優秀さをアピールするだけでなく、チームワークもできる人だ」ということはアピールになります。自分のことばかり話しをしてしまう人は、「プライドの高い人間だ」と思われて、逆に扱いにくい人間だと思われてしまいますよ。
ポイント
● 自分自分でアピールしすぎないこと
● チームワークも出来るという事を何かに盛り込む事
自分の魅力や強みをアピールすること
履歴書や面接で魅力に気づいてもらうということができれば、一緒に働いてみたい存在になることができます。仕事となれば、人生の多くの時間を共に過ごすことになります。だから採用側としても自分以上に優秀な人材を欲しがっています。
優秀な人材であれば、成果を出してくれて会社を引っ張っていってくれるような存在になりますので、「どういう状態でも諦めずに、結果を出せる人材である」というアピールができるかが重要です。
私の履歴書の書き方の一例
私の履歴書の書き方・書いておいたことは、趣味読書(年間250冊)、履歴書 特技バスケットボール(高校時代に県大会ベスト4)ということでした。
面接のときに履歴書趣味について聞かれたときにはこのような内容で答えていました。
「読書をすることで新しい知識を吸収することができることがとても楽しいです。主に脳科学や人体工学の本を中心に読み、体への知識を増やしています。体のことを知れば知るほど人体の素晴らしさを感じることができ、自分の無限の可能性に気付かされます。探求心や興味が尽きることなく、もっともっと知りたいと思うことができます。読書を通じて、チャレンジすることの大切さを学んでいます。」と答えました。
履歴書の趣味については、様々な書き方がありますが、趣味が仕事につながっているか、もしくは良い影響を与えているような内容であれば相手も質問しやすいですし、一貫性をアピールすることができます。
また、履歴書には特技の欄もあることがありますが、特技について悩んでしまう方も多いかと思います。私の場合は次のように書いていました。
履歴書の特技についての返答例
履歴書の特技について聞かれたときは、特技であるバスケットボールの話題を中心として展開していました。
特技バスケットボール(高校時代に県大会ベスト4)
「高校時代キャプテンを務めチームを引っ張っていきました。一つのことをやり続けるというひたむきな性格で、周囲に気を配りながら、どうやったらスムーズに進めていくことができるのかを考えながら取り組むことができます。チームメイトや監督と協力しながら、最善の結果を残すことに一生懸命になりました。そして、満足することができる結果を残すことができました。」という話をすることができました。
履歴書を使って自分の答えたい内容を伝えることができました。
履歴書で書かない方がいい内容と書き方
逆に履歴書に伝えたい内容をすべて書いてしまうと、自分の口から自分のいいところをアピールしてしまうチャンスを失ってしまいます。
そのため、あまり書き過ぎてしまわないように注意が必要になります。書き過ぎてしまうことで全体的に見づらくなってしまい、目を通してもらうことができない危険もあると考えました。
そのため、「短い文章で質問してもらうための余白を多めに残すという書き方」をしました。
質問してもらうことで、私がどんな考えを持っているのかを知ってもらいたかったのですが、それも「面接はコミュニケーション」だと考えていたからです。淡々と履歴書に書かれたことを返答するだけが面接ではありませんので、会話のように進めることが大切です。
履歴書の書き方を研究して希望企業の内定を3つもらった
このように、理想的な履歴書書き方をすることができたので、見事希望をしていた会社4つのうち、3つから内定をもらうことができました。しっかりと履歴書の書き方を研究して、自分なりに工夫をして十分な準備をすることができたからです。
この経験を社会人になってからも大きく生かすことができると思っています。すきがない準備をすることで、自分に対して自信を持つことができるようになり、堂々とチャレンジすることができるということに気付いたからです。
これからも自分の持っている才能をきちんと発揮するために、万全な下準備をしてリラックスして取り組むことができる状態に整えていきたいと考えています。そのため、これからの生活が楽しみで仕方がありません。
みなさんも是非、履歴書の趣味や特技を書くときの参考にしていただければと思います。
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