フリーランス、個人事業主をされている方でも前職に何をやっていたのか、ある程度技術やスキルがみについてもどのようなスキルや技術があれば一人でもやっていけるのか不安ですよね。今回は、前職や現職からフリーランス、個人事業主の方にどのような流れでフリーランス、個人事業主になったのかをインタビューさせていただきました。
このページの目次
- 1 小さな治療院と飲食店で働いていたのですが、どちらも広告やデザインなどに疎い店だったため、広告料やデザイン費にかなりの出費がありました
- 2 前職は、グローバル企業での秘書でした
- 3 過去15年近くの社会経験で培ったのは、やはりなんといってもパソコンスキル
- 4 現在、小さな個人塾を経営している者です
- 5 前職で勤めていた映像会社から独立するような形で映像関連の仕事をフリーランスとして始めました
- 6 某音楽教室の講師として働いていたので、そのノウハウをもとに自分で教室を開くことになりました
- 7 前職はエステティシャンで、現在エステサロンを経営しています
- 8 前に出版社で情報誌、子どもの教材の編集の仕事をしていました
- 9 病院にて医者ではないですが仕事をしていました
- 10 グラフィックデザイナーですが、フリーランスになる前にいた会社ではとりあえずひたすら出来る限りの仕事をやり続けました
小さな治療院と飲食店で働いていたのですが、どちらも広告やデザインなどに疎い店だったため、広告料やデザイン費にかなりの出費がありました
小さな治療院と飲食店で働いていたのですが、どちらも広告やデザインなどに疎い店だったため、広告料やデザイン費にかなりの出費がありました。
本格的なものを作ろうと発注すると300部以上剃らないといけないと言われたり、デザインの相場が分からなかったため今考えると足元を見られていたのかもしれません。
そんな経緯があって、自分でデザインや広告について少し勉強しておいた方が良いと思ったため、仕事をしながらデザインの勉強や広告を実際にデジタルデータに起こすことなどを続けている内に、個人事業や小さいお店で頑張っている人たちの手助けをしていきたいと思ったことがきっかけです。
今でも、以前の職場で知り合った方々にお世話になっております。
前職は、グローバル企業での秘書でした
前職は、グローバル企業での秘書でした。非常に頭の切れる上司の下で、毎日活気のある職場でしたから、きびきびと次々にタスクをこなしていく処理能力が求められました。私に課せられる仕事も、割と期限がタイトなものが多くて、毎日時間に追われるような形で翻訳や会議用の資料作成を担当していました。
今思えば、このタフな鍛錬が、フリーになった時に、しっかりと仕事のプライオリティをつけること、自分で自分の仕事のマネージメントをすること、あるいはタイトな締め切りに間に合わせるための時間管理、という部分を強化するためにつながっていたと思います。
翻訳というのは、その業界によって特殊な用語があったり、決まり事があったりしますが、前職で様々な内容の仕事を広く扱えたということも今役に立っていると思います。
過去15年近くの社会経験で培ったのは、やはりなんといってもパソコンスキル
過去15年近くの社会経験で培ったのは、やはりなんといってもパソコンスキルです。特にエクセルのデータ入力やチラシのような画像作成、ワードでの文書作成は、独学でありながらも自然と身に付けていくことができました。
その甲斐あって、現在のフリーランス活動は学習塾講師をメインに、文書作成、データ入力、テープ起こしとなっております。
もちろん、その道のエキスパートの方々に比べると普通レベルかもしれませんが、自分がそれなりに身に付けてきたスキルなので、自信を持って自分のペースで取り組むことができているように思えます。
また、勉強することも好きなので、講師としての仕事はもちろんですが、たとえばテープ起こしや文書作成などは取り組むテーマや内容について自分で調べる必要があるため、それが私の適性につながっていると感じます。
現在、小さな個人塾を経営している者です
現在、小さな個人塾を経営している者です。前職では家庭教師派遣会社の社会人家庭教師として勤務していました。
家庭教師を始めたばかりの頃は学生時代に学習した内容もほとんど忘れており、知識を回復させるための自主勉強が必要な状態でした。
指導中に生徒に質問されて答えられない様では解約される可能性が高くなってしまうこともあり、予め指導する範囲を確認した後、質問されても答えられる様に予習したうえで指導を行う日が続きました。
そんな日々が数年続いた結果、最初は高校1年生までしか教えることができませんでしたが、最後は高校3年生まで教えることができる状態にまで知識を増やすことができました。
この知識があれば個人事業主になれるのではないかと考え、開業することに決めました。
前職で勤めていた映像会社から独立するような形で映像関連の仕事をフリーランスとして始めました
前職で勤めていた映像会社から独立するような形で映像関連の仕事をフリーランスとして始めました。ですので、映像に関する知識や技術はそのまま現在のフリーランスでしている仕事につながり生かすことが出来ています。
また、その会社から同じように独立した人や別の映像関連の会社や別の職種に転職した同僚などとのつながりも生かすことが出来ていいます。
フリーランスになりますと、会社組織と違い営業力や信頼度が格段に落ちますので、情報力、顔の広さなどが命となります。
その上で、前の会社の名前、ここに勤めていたと言う経歴は信頼度を少しは補うことにもなります。
会社に勤めていた時の人脈は仕事を続けていく上で大変に力になっていると思います。
某音楽教室の講師として働いていたので、そのノウハウをもとに自分で教室を開くことになりました
某音楽教室の講師として働いていたので、そのノウハウをもとに自分で教室を開くことになりました。
講師として働いていた前職場のスタイルが、どうしても気に入らなかったので、自分で開くことを決めました。講師をするスキルは十分にありましたが、経営者としての経験が全くありませんでした。
税務署に相談に行き、税理士の先生に帳簿のつけ方を習うことから始めました。某音楽教室からの独立という、前職とほぼ同じかたちで、フリーランスの道へとすすみました。
講師としてのスキルは前職で、経営者としてのスキルは、独立後に取得しました。
教えていた楽器以外の講師も雇ったりしましたが、これも前職での人脈をたどり、雇うことができました。
前職はエステティシャンで、現在エステサロンを経営しています
前職はエステティシャンで、現在エステサロンを経営しています。エステの経験はもちろん直接活かせましたし、以前働いていたサロンのいいところはさらに良くして、悪いところは、改善し、よりいい形に変えるようにしています。
以前のサロンは大手のサロンだったので、どうしても売上や効率を重視しており、本当にお客様のことだけを考えて全員が行動しているとは思えませんでした。
なので、その嫌な点をどうにか振り払いたいと思い、お客様のためだけにと務めたところ、お客様の信頼をだいぶあつめることができ、サロンを継続することができています。
また、大手の良さとしてはいろいろな内容のものが1つでできるということ、お休みが少ないことなどは自分のサロンに活かし、大手と個人の良さ両方を手に入れられるサロンを目指すことができています。
また、自営業に加え今はフリーランスの仕事をしていますが、この自分の経験や知識がフリーランスの記事を書く際に役に立っています。
前に出版社で情報誌、子どもの教材の編集の仕事をしていました
をしていました。一度辞めて企業に勤めていましたが、出産のため退職し続けられませんでした。
以前も短期で外部スタッフとして働いたこともあったので、また自宅で仕事ができないか、出版社の先輩に連絡をしました。会社まで挨拶にうかがい、そこでいろんな方と名刺交換をしました。
残念ながら、実際にその出版社からの仕事はまだいただいていませんが、つきあいのある編集プロダクションを紹介してもらい、主にそこから校正のお仕事をいただけるようになりました。
他にもその出版社でよく依頼をしていたライターさんから人を探している、という話を先輩から教えてもらい、履歴書や職務経歴書などを送り、お仕事を紹介してもらうきっかけになりました。
病院にて医者ではないですが仕事をしていました
病院にて医者ではないですが仕事をしていました。
課業時間内に仕事していれば給料をもらえることは非常にありがたいですが、時間の自由が無い事には贅沢ですが不満がありました。
郵便局や銀行、その他いろいろな諸事情に基づいた事があるときに半休や有休をもらわなければ、その時間だけ「仕事を外していいですか」など言えませんでした。
まずはダメと言われることはわかっていました。その職場はそんなに忙しい訳ではなく1時間でも2時間でも外に行けるくらいは余裕がありました。
この暇な時間に用事を終わらせられるのに(自分の事です)行けないなんてどうにかできないものかとよく考えていました。どうしようもない時は、何人も上司の承認を頂き有休を頂くという状況でした。
グラフィックデザイナーですが、フリーランスになる前にいた会社ではとりあえずひたすら出来る限りの仕事をやり続けました
フリーランスになる前にいた会社ではとりあえずひたすら出来る限りの仕事をやり続けました。私は現在グラフィックデザイナーのフリーランスですが、とにかく「仕事は一切断らない」をモットーにやっていました。
現在はフリーランスということで何でも仕事ができるという訳ではありませんが、その当時のそういった姿勢を気に入ってくださった方々から今でも尚、仕事を頂いていますのでその当時のそういった姿勢が良い結果を招いたのではないかと感じています。
その他をしいて言えば「飲み事は断らない」ということでしょうか。最近は皆さんあまり飲み事はお好きではないようでよいお歳の方は寂しそうに連れない…と嘆いていましたのでそういった点も意外と気を配った方が良いのかもしれません。
そういった少しづつの積み重ねが実るのだと思います。