スマートフォンアプリを開発したいとしてもiPhoneとandroidでプラットフォームごとに異なり、スマートフォンアプリ開発の開発環境の作り方、選択する言語がちがいます。そしてエンジニアとして就職・転職したいときの求人はどのようなものがあるのか、スマートフォンを開発するときの費用はどれくらいかかるのかをご紹介します。
このページの目次
スマートフォン アプリ 開発環境・ツール
スマートフォンアプリ開発は、大きく分けて2つの環境がありますiPhone, iPad向けのアプリケーションを開発する「iOS」開発と、Google playマーケットに出品する「android OS」開発です。
それぞれで開発環境は異なります。
iOSの場合はXCODEを利用して開発
XCODEはAppleが開発しているソフトウェア統合開発環境のことです。難しい言葉ですが、要は様々な開発を行うことができるツールのことです。XCODEは主にiOSアプリ開発時のみに利用されます。
アプリの開発をするときに、現在どうなっているのかデバッグをしながら作りますが、XCODEは簡単にデバックできるのでアプリの開発がしやすいです。
XCODEのおすすめ書籍
[amazonjs asin=”479805013X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”小学生でもわかる iPhoneアプリのつくり方 Xcode8/Swift3対応”]それ以外の開発をするときは、Atomなどの簡単に起動できるエディターが便利です。ウェブサイト・ホームページを制作するときは、起動が早くて色々なプラグインでカスタマイズできるものがおすすめです。詳細はこちらの記事で。
androidの開発環境はAndroid Studio
2014年秋からThe official Android IDEとして正式にリリースされた新しい開発環境で、Intellij IDEAベースの統合開発環境です。
こちらもiOS同様に説明しておきますが、簡単にいうと統合開発環境は、様々なアプリやサービスの開発に向いている開発ツールです。
以前に使われていた、EclipseベースのADT(Android Development Tools)から移行した開発環境で、従来のADTもAll-in-Oneの配布は終了しましたがEclipseにプラグインとして導入することができます。
スマートフォン アプリ 開発にかかる費用はいくら?
スマートフォンアプリの開発に費用はほぼかかりません。自分がどうやって開発して行くか、学んで行くかによります。
書籍の購入、独学で勉強したいという方はウェブサイトで独学の勉強をする、スマートフォンアプリのプログラミングスクールに通うとすると最低で15万程度でしょう。
スマートフォンアプリ開発のスクール・教室とは
プログラミングスクールだと値段が高いと思われるかもしれませんが、開発でつまづいたときにいつでも相談できる人がいること、カリキュラムがしっかりしていること
を考えるとプログラミングスクールに通った方がいいことの方が多いです。
特にサラリーマンの方などだと時間がない上に勉強しなくてはいけないとなると大変です。そういう場合は、時間を買うと思ってプログラミングスクールに通う人も多いです。
また、SIer などの人がネイティブやウェブエンジニアになりたいという方も通うようですね。
スマートフォンアプリの開発言語とは
スマートフォンアプリを開発する時の開発言語は下記のようなものがあります。
Swift
Swift(スウィフト)は、アップルのiOSおよびmacOS、Linuxで利用出来るプログラミング言語。
アップルが開いている、Worldwide Developers Conference (WWDC) 2014で発表された。アップル製OS上で動作するアプリケーションの開発に従来から用いられていたObjective-CやObjective-C++、C言語と共存することが意図されている。
Swiftのおすすめ書籍
[amazonjs asin=”4797389818″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 増補改訂第5版 【Swift 3 & iOS 10.1以降】 完全対応 (Informatics&IDEA)”]Objective-C
Objective-C(オブジェクティブ シー)は、プログラミング言語の一種。C言語をベースにSmalltalk型のオブジェクト指向機能を持たせた上位互換言語である。
上記されているSwift(スウィフト)以前にiOSアプリの開発に使われていたプログラミング言語。現在動いているiOSアプリにも利用されているので、Swift(スウィフト)だけでなくこちらも覚えておくことが推奨される。
Java
Java(ジャバ)は、狭義ではプログラミング言語Javaを指し、広義では言語仕様以外にも、仕様が与えられている。サーバーサイドの言語としてと、androidアプリの開発にも利用される。
JavaクラスライブラリやJava仮想マシン、さらにはJDKやJREなどの公式のものをはじめとする、場合によってはサードパーティのものなどを含め曖昧にJavaプラットフォームと総称されるようなものなどのエコシステムなどを指すこともある。
Javaのおすすめ書籍
[amazonjs asin=”484433638X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”スッキリわかるJava入門 第2版 (スッキリシリーズ)”]Kotlin
Kotlin(コトリン)は、ジェットブレインズ社のアンドリー・ブレスラフ、ドミトリー・ジェメロフが開発した、静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語である。
最近のandroidアプリの開発の現場でKotlin(コトリン)は非常によく利用されている。
Kotlinのおすすめ書籍
[amazonjs asin=”4865940391″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”Kotlinスタートブック -新しいAndroidプログラミング”]ジェットブレインズ社は Java、Ruby、Python などのプログラミング言語による開発環境などを開発して販売してきた。
Kotlin言語は、同社の経験を活かしJava言語をもっと簡潔・安全になるように改良した産業利用向け汎用言語として開発され、2011年7月20日に発表された。
スマートフォンアプリ 開発初心者はどうしたら良い?
こちらの記事にも書いてありますが、まずは書籍で学ぶか、独学で学ぶか、スクールで学ぶかを選びましょう。
書籍・独学で学ぶデメリット
書籍と独学はプログラミング経験者でなければ当たり前ですが、進みが遅くなります。自分で学んでいけるという人もいますが、スピードは確実に遅くなります。
エラーになって詰まって先に進めないという人が、だいたいプログラミングで挫折してしまう人です。
書籍・独学でプログラミングを覚えることが正しいのではなく、プログラムをかけるようになり、自分の作りたいものが作れるというのが正しいですよね?
そういうときは、プログラミングスクールに通ってみてください。
スマートフォンアプリ開発 会社求人
アプリ開発は収入が高くなる傾向
アプリ開発をするアプリエンジニアは収入が高くなる傾向があります。
基本的な年収レンジは、400万円以上で1200万円程度となっています。上場企業のエンジニアであれば600万円以上の年収は普通です。
年収を上げて行きたいという方は、ネイティブアプリ開発はおすすめです。
スマートフォンがある限りアプリがなくなることはありません。
また、日本だけでなく世界でも同じようにアプリ開発はされているので、海外で就職したいという方はネイティブアプリの開発スキルがあると生き残っていけるでしょう。
スマートフォンアプリの開発求人の一部をご紹介します。ネイティブアプリエンジニアはだんだん需要が増してきており、年収が高くなる傾向があります。
KDDIグループのmediba
【iOS/Android アプリエンジニア】大手通信事業グループのインターネットカンパニー
年収:500万~800万
・新規及び既存のiOS/Androidアプリ開発
- ファッションアプリ
- 動画アプリ
- 情報提供アプリ
- ポイント管理アプリ
・テスト周りの効率化
・チームリーディング ※幹部候補
レシピ動画サービス dely株式会社
【Androidエンジニア】累計約37億円資金調達・国内最大級のレシピ動画サービス
年収:400万~700万
◆仕事内容
・レシピ動画サービスのUI/UX改善
・品質改善
・iOSバージョンアップへの対応
・新規サービスアプリの開発・Androidネイティブアプリ開発で2年以上の実務経験がある
・自分の作ったアプリをリリースしたことがある(企業・個人問わず)
・Android Studioでgradleによるライブラリ管理ができる
※ ハイブリッドアプリでの開発は除く
アプリ開発の個人の副業はどうなの?
アプリ開発者は個人でアプリを出している人が多いです。
アプリを開発して自分のスキルをあげていくというのはもちろん、広告を掲載するか、課金モデルにすることによって、自分の副収入を得ることができるからです。
アプリが人気になっていくと、広告収入が増えていくのでアプリ開発を始めたら、広告などのビジネスモデルを研究してみると面白いですよ!
- 広告モデル
- 課金モデル
広告モデルの一例
広告モデルというのは、ページビューや使っているユーザーが増えていくとそれに応じて収益が増えていきます。
広告を掲載するだけのものと、広告をクリックすることによって収益をもらえるという仕組みがあります。
例えば、
- 月間10000人が使っているサービス 10000*3ページ閲覧 30000pv
- 5%がクリックしたとして1500クリック
- 1500*10円(仮の1クリックの単価)
一例ですが、これで1.5万円くらいの収益を生むことになります。
クリックの率が上がっていくとクリック数が増えるので、収益が増えます。
もしくは、1クリックの単価をあげていくことによって、収益が増えます。
どんどんアプリが人気になることによって、広告収入が増えますので副業として成立していきます。
最初は趣味や楽しんでアプリを開発していたのが、お小遣い稼ぎになるのは嬉しいですよね。
ぜひアプリ開発で副業してみてください。
スマートフォンアプリ開発まとめ
スマートフォンアプリ開発の勉強方法や求人をご紹介しましたが、学習方法は様々な方法がありますね。スマートフォンアプリ開発を覚えると、自分でアプリを公開して、お金を稼ぐこともできますし、就職・転職でも使えるスキルですね。
独学、書籍、プログラミングスクールで学んで、良いスマートフォンアプリ開発ライフを送ってくださいね!