転職したいけど、本当に自分のやりたいことってなんだろう?と考えてしまう人が多いです。就職してみたけど、なんか自分に合わない、だけどいきなり転職もできない。転職したいけどどのように転職して成功するまでを描けばいいのかわからないという方に、転職経験2回、企業人事もしたことがある経験者が、転職したい、やりたいことを見つけたいという方のためにその解決策をご紹介します。
転職したい仕事が見つからない人の特徴
自分の好きなことが明確になっていない人
給料が低くてもいいから自分のやりたいことを仕事にする。やり続けた結果稼げるようになるという考え方があります。嫌な仕事を続けていても結果は出ません。
「自分の好きなことじゃないから、仕事に集中できない」という人は、言い訳せずに自分の好きなことを仕事にする努力をするようにしましょう。
自分の目的が定まっていない人
自分の好きなこと同様に、自分の将来になりたい姿が見えていない人も選択に迷ってしまう人多いです。
自分は将来結婚するなら結婚して、どのような暮らしがしたいのか。都会で住むのか、地方で住むのか、その時のお金はどれくらい必要なのか、子供は何人予定か、どのような暮らしをしたいのかで将来に必要なお金が決まってきます。
そこから逆算すると転職するときはより給料が高いところにいこう、将来絶対必要とされるプログラミング・エンジニア・デザイナーになろう、もっと会社の上流工程に携わって、昇格・昇給していこうとなる訳です。
なので、転職したい仕事が決まっていない人は、自分の目的や目標が固まっていない人と言えます。逆に転職したい仕事が決まっていない人や、目的や目標がない人は、未来のありたい姿から逆算すると良いですね!
「人のよさ」で会社を選んできた人
人で会社を選んできた人は、その会社の人がよくて決定したのでなかなか次を探すのは難しいでしょう。しかし、会社に所属してみるとわかりますが、嫌な人なんて世の中にかなり少ない方です。
自分が今いる環境しかない、今がベストだと思うことは大事ですが、人で会社を選択するならまだ違う道があります。大きな会社の人間関係、小さな会社の人間関係、業種ごとの人間関係、職種ごと、様々です。
ただただ、人間関係に悩んでいて、転職をどうしようか迷っているという方は、とりあえず会社をやめて違う業種にいく、他の職種にいってみるというのも1つの手段です。
転職したい理由は明確になっているか
転職したい理由が人間関係の人
転職したいという人によくよく話を聞いてみると、人間関係や人との付き合いといったことが原因になっていることもあります。
転職したい理由のランキングの毎年上位に上がってくる理由ではありますが、人間関係での転職は次の転職先でも起こりうる話なので、何がダメだったのか、しっかり分析しておく必要があります。
何かをやりきった、成果を残した人
前職で何かをやりきった、成果を残した人というのは転職のときやりたいことが明確に見つかっていなくても、必ず他のところでも成功を収められるでしょう。
仕事には不思議なことに共通点があり、何かで成果を残した人は必ず成果が出るまでやり続ける習性があります。途中でやめませんので、時間がかかってでも必ず成功します。
自分の考えていた仕事と違うから転職したい人
自分の考えていた仕事と違うから転職したい人も結構多いですね。短期で転職してしまう人に当てはまる傾向ですが、これは厳しいことを言うようですが「自分のその会社の見立てが甘い」こと一言につきます。
その会社の仕事の現状はこうで、「自分の成長や会社の成長・現在の売上・利益・事業からすると自分のやる仕事はこういう内容だな」と考えておかなければなりません。
それでなければ毎回自分のイメージと違う仕事ばかりして、すぐに転職してしまっては自分のスキルにはなりません。蓄積しなければ仕事で成功する再現性がありません。
次の仕事では絶対成功する!という思いは絶対に持っておかなければなりませんが、少しでもいいから「ここではこういうスキルを身につけた」と自信を持って言えるものを作るように心がけましょう。
会社の成長より、個人の成長が上回った人
個人の成長が会社の成長をうわまってしまうことは、特に中小企業・ベンチャー・スタートアップではよくあることです。
自分が会社を作りたいという人でなければ、最初は会社の事業に対してどうやって貢献していくか?が大事です。既存事業に対してコミットして成果を残します。
その後、会社の事業も伸びきっている、他の事業に手を出そうともしていない、という場合明らかに会社よりも自分の方が目線が高い状態になっています。
経営者の方針は会社次第
会社は経営者の方針でもありますので、経営者に成長する意欲や、意向がない場合はそこに居続けるのは自分の力を持て余してしまうことになります。
ですので、この場合は早期に転職することをオススメします。
自分の人生の時間は限られていますので、働ける間に自分の価値をいかに高めていけるかが大事です。働いているうちに自分の価値をどんどんあげていくためには転職をしなければ新しい挑戦はできません。
挑戦を続けているベンチャー企業などへの転職をオススメしますね。
変化を恐れていて行動しないと、どんどん自分の価値は下がっていきます。なぜなら年齢を経てしまうと雇用したがる企業が少なくなるからです。
社会情勢の変化や、ロボットなどの技術革新で、いつまでも稼げる訳ではありませんからね!
転職したい時・そのタイミングはどうする?
転職したい時やそのタイミングは、これまで述べてきたように「転職したいとなぜ思ったか?」によります。
転職したいと思ったこと、現状が、会社より個人の成長が上回ってしまった場合は、早期に転職する必要があります。
客観的にみて転職した方がいいタイミングは人それぞれになっていますので、上記の内容をみて、転職するタイミングを判断してみてください。
逆に会社に残った方がいい人もいます。その人の特徴をご紹介します。
現在の会社に残ることをオススメする人
今の会社で人間関係にも問題なく、仕事的にもやりきってない、でも自分が最初やりたかった仕事ではあったという人は会社に残ってもう少し努力した方がいい人です。
成果を出していないのにすぐにやめてしまう人は、次の企業に行っても「この人は継続するのかな、結果を出せるのかな」と思われてしまいます。
それでもやめたいという人は、副業や複業を早めにはじめておき、会社をいつやめてもいい状態にしておく方が良いでしょう。何もない状態でやめてしまうことは非常にリスクが高いですからね。
転職したい仕事がない人は、市場価値から逆算する
最後のまとめとしてお伝えしたいことです。
転職したい仕事がない人は、「市場価値から逆算」することで仕事を決定するというのをオススメします。将来どのような仕事が必要とされるのか、ニーズが高いのかを考えていくと結局その人は将来的に給料が上がることになります。
給料が少ないと起きる問題は多いですが、給料が多くて起きる問題は少ないです。
まずは自分の仕事人・ビジネスマンとしての価値はどれくらい現状あって、将来的にどうなっていくのか。それを考えてみることをオススメします。
転職に失敗してしまった人の体験談や、どのような点で転職に失敗したのかということを詳しく書いています。転職に失敗したくない方は、こちらも合わせてどうぞ。
将来・現状の市場価値の分析にオススメのツール
人材企業大手のインテリジェンスが作っているミーダスというサービスが、現状のスキルから将来・現状の価値を分析してくれます。
200万人以上の元のデータから分析してくれるので、自分が将来どのようなスキルを持つべきかが判断できます。また、周りの人の給料などもわかるので、自分がどういうところが足りていないのか、という点もクリアになります。