起業したいけど何をしたら良いのか、どうやってはじめたらいいのかわからない人も多い。そういう人はまず自分の得意なものを、誰にも負けないというスキルを身につければいいのではないだろうか。スキルがあれば、「それでご飯が食べられなくなったらどうしよう」という不安もなく、淡々と自分の事業を伸ばしていく、広げていくことに集中すればいい。
そもそも起業家というのはそういうところに不安を感じたりせず、現状にとどまっていることの方が不安な人が多い。
しかし、そういう人ばかりではないし起業したいけど、踏み出せずにいる方、スキルを何か身につけて起業したいという方に起業するために身につけるべきスキルについてご紹介します。
起業に大切なのは一生残るようなスキルを身につける
一生残るようなスキルとは一体なんなのか、それはロボットなどにも代替されにくく、属人性の高いスキルのことです。
属人性の高いスキルとは一体なんなのかというところが気になるかと思いますが、簡単にいうと「その人しかできないスキル」のことです。
厳密にはその人しかできないわけではないので、複雑なのですが外資系保険会社のトップ営業マンであれば年間に1億円以上稼ぐこともできます。それはそれだけの営業スキルがあるからです。代替されにくいスキルを身につけることは起業しても、「その人に任せたい」と思うわけですから、大事な考え方ですよね。
どういうスキルが他の人やロボットに代替されにくいのか
上記のような営業マンの事例では、それだけの営業スキルというのは一体どんなことなのだろうかと考えますよね。
それが他の人には真似できないようなこと、もしくは「真似できないレベルで行っている」わけです。
総務省が2011年に出しているtoB向け・マーケティング従事者は314万人もいるわけですが、年間1000万円の給料でも営業マン関係なく、人口の5%以下と言われている中で、1億円というのは本当に0.01%程度になってしまうのではないでしょうか。
例えばですが、このような圧倒的な「営業スキル」を身につけるのもその一つです。
これから必要とされるスキルという観点で、英語やプログラミングを学ぶべきだという話が非常に多いです。
1. 英語力は日本であれば代替されにくい
英語は国際的にも普及している言語であるのはいうまでもないですが、日本人は本当に英語力が低いということを忘れてはいけません。
日本人は英語力は、2009年のTOEFLのデータによると、アジア30カ国中下から2番目なのです。
中学校、早い人では幼少期から七田式と呼ばれるような学習方法で英語を勉強してきた人もいるかもしれません。
しかし、社会人になるにつれてどんどんその英語を使わなくなっていくのでほぼ忘れてしまいます。英会話などに行ったとしても定期的に英語を話す環境にいなければ無駄になってしまうかもしれません。
日本の観光業に生かされる英語力
2020年のオリンピックに向けて海外からの観光客が増えてきているので、観光業を中心として英語力が非常に求められています。なので外人を雇用するというホテルも少なくありません。そうなってくると今後そういった雇用は外人が登用されていくので、日本人の働き口が減っていく可能性もあります。時流を見ながら将来必要になるスキルを身につけていくという考え方自体が大切です。
その時その時に急激に必要になったからといって、うまくつけられるわけではありませんし、それでは他の人に勝つことはできません。どうせ起業するのであれば、他の人がやっていないことをやろうと思って行うわけですから、英語はその一つとして良いかもしれませんよね。
翻訳業、ツアーガイド、外国人を飲食店につれていくコンシェルジュのようなサービスなど様々なことが考えられます。
先の展開を考えて英語力を高めておくというのは、起業するときにつけておいたら良いスキルの一つです。
2. プログラミングでサービス、アプリを作る
最近では、facebook、twitter、Instagram、Snapchatなどのサービスが多額で買収されたり、買収したり、資金調達をするというニュースをよく耳にするようになりました。その金額は数千億円といった多額の金額になります。
そういった夢があるのがこういったウェブサービスなのです。そういう流れから、日本でもプログラミング教育が普及し始めて現在ではオンラインで動画でマンツーマンレッスンができるサービスも出来てきました。
すでに1万人が受講するようなサービスになっているようですが、こういったプログラミング力をつけるというのは様々なところで役に立ちます。
起業する前に不安な人は受託で稼ぐことができる
サラリーマンから起業するという方は、いきなりサラリーマンで貰っていた給料がもらえなくなるというのは不安ですよね。家賃などの固定費も支払いながら、でも新しいことはやりたい。そういった気持ちはよくわかります。
なので、実際企業に勤めていて、フリーランス的に働きながら事業届けを出して起業した筆者としては、働きながらでも他のキャッシュポイントを作っておくことをお勧めします。
今後どうなるかわかりませんし、保険的な意味でもすごく良いです。また、本業以外の会社とも付き合いを作っておくことで、長期的に信頼していただければそれだけで起業できるレベルの収入があるかもしれません。
「そんな保険的なことはやりたくない」という考え方もあるかもしれません。筆者もそう考えていました。しかし、やはり不安だと中々覚悟ができないものです。不安がなくなることはありませんが、不安の数を減らすことはできます。不安の数が多い、不確定要素が多いのにもかかわらず何かに踏み出してしまうというのは、覚悟ではなく無鉄砲なだけです。
そういった意味での自信や安定感を身につけるためにもプログラミングはおすすめです。
ウェブサイト制作が30,000円程度からはじめられる、コードキャンプは、1万人以上の、主婦や高校生などの初心者が受講しています。
プログラミングを勉強して、年収をあげたり、人生を変えたいという方にはぜひ学んでみていただきたいです。
ちなみに初回の体験レッスンは無料なので、試しに受けてみてはいかがでしょうか。
本業での会社の給料も上がる
ちなみに私は本気で、プログラミングを学習してサービスやサイトを作ってきたことで人生が変わったと思っています。元々デザインもプログラミングもわからなかったのですが、勉強して身につけてきました。
元々15万程度の手取りの会社だったのにもかかわらず、今では転職してその5~6倍程度の給料になりました。給料といっても本業以外の収入もあるのですが、それが安定的に入るようになったのもプログラミングを勉強したからでした。
プログラミングを勉強するまでは正直こんなふうな人生を歩むことになるとは思ってもみなかったのですが、起業したいとは小さい頃から考えていたので今自由に働けていることが本当に幸せです。
将来的に自由に働きたい、起業したいという方には本当におすすめしています。
3. デザインスキルを身につける
デザインスキルというのは中々真似できないものです。オリンピックのロゴ問題のように似たものを作ることは出来るかもしれませんが、背景の意図が違いクライアントやユーザーに響くものが作れなければ意味がありません。
現在のような大量生産、ファストファッションの社会構造ではロボットが大量に作ったものを安価に手に入れることができますが、そういう発想でスタイリッシュなiPhoneは生まれたでしょうか。
これからの時代は次の時代のユーザーの事、人のライフスタイルを考えて、何が必要とされるのか、考えていくことその行為自体が「デザイン」でもあります。
グラフィックやウェブデザイン、建築物のようにモノを直接作るようなこともデザインと言われますし、どちらも人に代替されにくいものです。
優秀な建築家がそう何人もいないように、人の住環境を考えたり、視覚的に面白いとされるもの、これまでになかった発想で自由に作られたもの、中国の都市を日本人建築家がプロデュースしたように国の都市までもデザインしていくということも長期的なデザインスキルを身につければ行えるのです。
こういうことは誰にでもできるわけではありませんし、勉強したからといって出来るとは限りません。
しかし、起業というものはそういうもので、新しいイノベーションを起こしたい、少しでもユーザーやクライアントの役に立てるようになりたい、自由な働き方をしたい、という欲求から生み出されるものです。勉強しなければ一切できるようになりませんが、勉強したら、そして努力をし続ければ必ず変わっていきます。
努力して変わらないことほど辛いことはありません。ただただ企業に勤めていて年収が低いサラリーマンもいますが、そうはなりたくありませんよね。
企業が様々な隠蔽や事件を起こすほどに日本の会社は苦しくなっています。そのような状況で評価制度を変えて、評価が上がることに期待することほど無駄なことはありません。おそらく嫌な上司を変えていくことも難しいでしょう。
年功序列制度ももう日本では通用しなくなっていきますし、自分の力で自分の人生を作っていくしかありません。そうなっていくと、もう転職などで自分の環境をどんどん変えていくか、今回のように起業で自分のスキルで思ったように計画して、行動していく人生のどちらが良いでしょうか?
ちなみにAppleのデザインには、デザインを専門とするコンサルティングファーム「IDEO」が加わっています。Apple自体でさえすごい技術力を持っている会社なのに、それにデザインの戦略的な指導をしているのです。
それほどデザインというものは重要で、私たちの暮らしや仕事に身近なものなのです。
起業は息が長いので、自信の持てることをやる
起業はフリーランスでちょこっと仕事をするというスタイルとは異なる。もちろん自分のペースで働きたいから会社を作るという人もいると思いますが、基本的には会社を作って仲間や人と一緒に仕事をしていくというもの。一人でやっていても、チームや仲間と仕事をしていてもそうですが、起業は息が長く、終わりのないものです。
自信の持てる仕事やスキルをつけて、継続していくことでしかお金を稼ぐことはできません。
今回ご紹介したようなスキルを身につけることで、ぜひ起業にいかしてみてください。
プログラミングを学ぶメリットは様々なことがあります。こちらは企業に勤めているエンジニアがプログラミングを学ぶ理由をご紹介しています。これからエンジニアやデザイナーと一緒に働く、働いているという方はこちらも合わせてどうぞ。
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